コンフォートホテルERA神戸三宮、帰宅困難者のための避難施設に認定される

コンフォートホテルERA神戸三宮が新たな避難施設に

兵庫県神戸市に位置する「コンフォートホテルERA神戸三宮」が、神戸市から「一時滞在施設」として認定されました。この認定は2025年3月31日から施行され、災害時に帰宅困難となった方々に対して、ホテル2階のラウンジスペースを一時的な避難場所として提供するものです。

災害時の安全確保を目的とした取り組み

近年、自然災害のリスクが増加している中、企業の社会的責任の一環として、地域住民や観光客の安全確保がますます重要視されています。そのため、コンフォートホテルERA神戸三宮では、全国の自治体と連携し、必要な協力体制を整えていく方針を立てています。

同ホテルは、神戸三宮駅から徒歩約4分という立地にあり、周辺にはメリケンパークや神戸中華街、北野異人館街など多くの観光名所が点在しています。365日24時間営業を行っているため、非常時にも迅速な対応が期待できます。

一時滞在施設の詳細

「コンフォートホテルERA神戸三宮」の一時滞在施設は、以下の概要に基づいて運営されます。地震や風水害などの災害が発生し、多くの帰宅困難者が発生した際には、神戸市からの要請に応じて、利用同意書に署名した方々を対象に、ホテルの2階ラウンジスペースを開放します。このラウンジは128平方メートルの広さがあり、最大78名が収容可能です。

- 利用期間: 最大で3日間
- 運営体制: スタッフ2～3名による受付、案内、安全管理
- 提供設備: 水道、トイレ、電源など
- 提供物資: 保存水、保存食、毛布などを備蓄
- 情報提供: 必要に応じて、災害や交通情報の案内を行います。

この取り組みは、グリーンズのサステナビリティ推進活動「コミュニティ支援」の一環として位置付けられており、全国26の施設が同様に登録されています。

企業としての責任

運営元の株式会社グリーンズは、国内外でのホテルチェーンの運営を行っており、自社の企業ビジョンに「新たな旅に踏み出そう」というメッセージを掲げています。環境保護や地域社会への貢献を重視し、企業の社会的責任（CSR）を果たしていく姿勢を持っています。今後も地域ごとの災害対応を強化し、持続可能な社会の実現に向けて取り組む方針です。