船員資格管理の新時代!『TRANS-Crew』クラウドサービス発表
近年、海運業界ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、株式会社エイ・アイ・エス(AIS)と日本郵船が共同で新たな船員向け労務管理システム『TRANS-Crew』の開発に乗り出しました。このサービスは、船員の資格とその有効期限を一元的に管理するクラウドサービスとして、2025年秋に提供を開始する予定です。
背景と目的
船員の資格や証明書の管理は、安全運航に欠かせない重要な業務ですが、従来は手作業による非効率な管理や、情報の分散化が問題視されていました。新サービスは、これらの課題を解決し、効率的な資格管理を実現することが目的です。このシステムにより、運航会社や船舶管理会社、船員自身がリアルタイムで資格の状況を確認できるようになります。
本サービスの主な特長
【資格・免許情報の一元管理】
- - クラウド上で船員ごとの資格や免許、証明書を統合管理し、情報の散乱を防ぎます。
【自動リマインド機能】
- - 資格や免許の更新期限が迫ると、自動的に船員本人および担当者に通知が送信されるため、更新漏れを防止します。
【リアルタイム情報共有】
- - 船舶管理者や運航担当者、船員本人がいつでもどこでも最新の資格状況にアクセス可能になります。
【スマホで簡単操作】
- - 資格証明書などの書類をスマートフォンで撮影し、直接クラウドにアップロードができるので、手続きがスムーズです。これにより、紙ベースの手続きから解放されます。
【既存システムとの連携】
- - これまで使用していた労務管理システム『TRANS-Crew』と連携しているため、ユーザーは慣れ親しんだ環境でスムーズに新サービスを利用できるでしょう。
今後の展望
新サービスは、資格管理を基盤とし、船員の配乗計画の自動化やAIによる最適化機能の導入も計画しています。これにより、船舶運航業務全体の効率化が期待されており、全ての業務を『TRANS-Crew』プラットフォーム一つで管理できる新たな体制の構築を目指します。
バリシップ2025出展のお知らせ
また、AISは2025年5月22日から24日まで愛媛県今治市にて開催される「バリシップ2025」に出展します。このイベントでは、具体的なサービス内容についての説明や、セミナー「内航業の未来を切り開く!クラウドプラットフォーム活用術」を行いますので、ぜひブース【BC-19】にお立ち寄りください。
お問い合わせ
AISでは、海運業界におけるDX化やIT化に関する相談を受け付けており、無料の体験版を2か月間利用可能です。初期設定についても無料でサポートいたしますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。ご連絡をお待ちしております。