丹波の新たな試み
2025-12-24 13:41:48

丹波篠山で歴史的建物を活かしたまちづくりが始動!

丹波篠山に新たな息吹が吹き込まれようとしています。1734年に創業し、歴史的価値を持つ黒豆卸店・小田垣商店が、まちづくり事業「NIPPONIA」を展開する株式会社NOTEとの事業連携を発表しました。この連携は新設された認証制度「WITH NIPPONIA」の第一号例となり、地域の歴史や文化を次世代に伝えることを目的としています。

小田垣商店は、国登録有形文化財として認定された10軒の歴史的建物を再生し、カフェ「豆堂」や一棟貸し宿「豆家」をオープンしました。これにより、丹波篠山の黒豆が地域の文化を象徴する存在として立ち位置を確立し、訪れる人々にその魅力を伝えています。

一方、NOTEは2015年に篠山城下町ホテル「NIPPONIA」を開業し、全国33地域で古民家を再生した宿泊施設や体験プログラムを提供しています。地域の暮らしや文化を直接体感できる旅を提案し、観光客の目を引いてきました。

この度の連携では、両社の強みを活かした送客連携や共同体験プログラムの開発が進められます。具体的には、宿泊者向けの「黒豆選別体験」など地域ならではの様々な体験を提供し、丹波篠山の魅力を余すところなく伝えていくことを目指します。また、NIPPONIAブランドを通じた広報活動やネットワークの活用にも注力し、国内外への発信を強化していく方針です。

特に注目すべきは、2026年1月19日に豆家で開催される予定の記者発表会です。ここでは、事業連携の意義や今後の展望が語られるとともに、黒豆選別工場の見学も行われます。このイベントは、地域の魅力を再発見する貴重な機会となることでしょう。

このプロジェクトが成功すれば、丹波篠山は新たな地方創生のモデルケースとして注目を集めることになるかもしれません。「WITH NIPPONIA」は単に宿泊や食体験を超え、地域の歴史や文化の深い理解へとつながる仕組みとして、今後の展開に期待が寄せられています。地域活性化に向けた取り組みが、どのように実を結ぶのか注目です。文化と歴史を抱える丹波篠山が、未来へ向けた一歩を踏み出したことに、ぜひご注目ください。


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