地域防災を学ぶ岡山大学の取り組みと健康管理の重要性
岡山市北区に位置する岡山大学は、地域に密着した大学としての使命を果たすべく、毎年恒例の防災イベントを実施しています。2026年2月3日には、津島キャンパス内の創立五十周年記念館にて「避難所での健康と安全」というテーマのもと、地域の方や教職員、学生約20人が参加しました。
本イベントは、「岡山大学長期ビジョン2050」というビジョンに基づいており、地域社会の災害対策やレジリエンス向上に力を入れていることが背景にあります。岡山大学と地域住民の協力によって進められるこの取り組みは、地域全体の安全と健康を確保するための第一歩となるのです。
イベントの流れと内容
イベントの前半では、岡山市危機管理室による講話が行われ、「防災に関する市の取り組み」について詳しい説明がありました。また、岡山大学の安全衛生推進機構から、樋口千草准教授による「いざというときに“元気”で過ごすために~避難所での健康管理~」という講演が行われ、避難所での生活における健康管理の重要性について教えられました。
参加者たちは、避難所でどのように過ごすか、生活環境や健康維持について具体的な疑問を持ち寄り、活発なディスカッションが展開されました。この前半部分で得た知識は、後半のワークショップにおいてさらに活かされました。
4コマ漫画を通じた学び
後半は、岡山大学の山﨑淳一郎特定教授の指導の下、ワークショップ「4コマ漫画教材~もしもあなたが避難所にいたら?~」が開催されました。このワークショップでは、実際に避難所で直面する困難な状況を基に、4コマ漫画を作成するという形式でシミュレーションが行われました。
参加者は5つのグループに分かれ、各グループで何が問題であったのか、解決策を議論しながら進めていきました。実際の震災の事例を取り上げることで、より具体的に避難所での問題点を認識し合い、またそれに対する解決策のアイデアを出し合う貴重な機会となりました。
参加者の声と今後の展望
イベント終了後には、多くの参加者から感謝の声が聞かれました。「衛生面や情報収集、食事面など、避難所での生活に必要なことを再確認できて良かった」、「避難所の生活について具体的なシミュレーションができて非常に有意義だった」などの意見が寄せられました。
岡山大学は今後も地域と連携を強化し、多様なステークホルダーと共に防災力向上を目指した活動を推進していく予定です。地域の中核を担う研究大学として、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて、引き続き積極的に取り組んでいきます。
ますます重要性が増す地域防災活動への関与は、学生だけでなく地域住民にも共通の課題として認識されるべきです。今後も岡山大学の取り組みに期待し、地域と共に安全で健康的な社会を作り上げていきましょう。