新サービス「Live118」
2025-01-09 14:29:55

海上保安庁が導入する新サービス「Live118」とは

海上保安庁が新たに導入した映像通報サービス「Live118」



2025年1月18日より、海上保安庁で新たに運用が開始される「Live118」は、救助活動に革命をもたらす期待が寄せられています。このサービスは、通報者がスマートフォンを通じてビデオ通話を行い、通報現場の実際の状況映像を海上保安庁に提供するという画期的なシステムです。従来の音声通報だけでは把握しきれない現場の詳細状況を、リアルタイムで収集できるメリットがあります。

「Live118」の仕組み



「Live118」は、従来の118番の通報方法に映像の要素を加えることで、通報者が事故や傷病の状況を伝える際に、より直感的な情報を提供可能にします。通報者は専用ウェブサイトを利用して簡単にビデオ通話を開始でき、特別なアプリをダウンロードする必要もありません。このシンプルな操作性が、多くの人々に利用される要因となりそうです。

特に海難事故のような緊急時には、現場の状況を映像で確認することで、より迅速で的確な捜索・救助活動を行うことができます。映像からは事故の程度や被害者の状況、周囲の環境を把握することができ、これにより迅速な対応が可能となります。

株式会社ドーンのビジョン



「Live118」は、株式会社ドーンが全国の消防機関向けに展開している映像通報システム「Live119」の技術を基にしています。ドーンの代表取締役社長、宮崎 正伸氏は、「通報の見える化ソリューション」を通じて、より安全で安心な社会を実現することを目指しています。この取組は官公庁だけにとどまらず、民間企業でも導入が進んでいます。

ドーンは、地理情報システム(GIS)における独自の技術やクラウドアプリケーションを駆使し、警察や消防、自治体防災の業務を高度化していく所存です。今後も、社会の新たな課題に取り組み続け、「なぜ誰も思いつかなかったのか」という視点を大切に、新世代のソリューションを提供していくことでしょう。

未来に向けた課題への挑戦



「Live118」の導入により、海上保安庁の活動がどのように変化するのでしょうか。映像通報による情報収集が、どのように救助活動の効率化に寄与するのか、私たちにも注視が求められます。株式会社ドーンは今後も、警察や消防だけでなく、さまざまな分野でこの技術を活用することが期待されています。これにより、社会全体の安全性が向上することが期待されます。

「Live118」は、私たちの安全を守るための強力な武器となることでしょう。今後の運用がどのように進化するのか、注目していきたいですね。


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