神戸市、初の産後ケア予約システムを導入
神戸市では、産後ケア利用者の増加に伴い、株式会社グッドバトンとの連携により、画期的な「産後ケア予約サービス」の実証実験を開始することが発表されました。これは、政令市として初の取り組みとなります。
産後ケア予約システムの背景
産後ケアの利用者数は増加傾向にあります。これまで神戸市は、電子申請システムを導入するなど、利用者の利便性向上に努めてきました。しかし、利用者からは予約状況の把握やオンライン予約の機能を求める声が多数寄せられていました。このような背景がある中で、生まれたのが今回の予約システムの実証実験です。
システムの概要
この「産後ケア予約サービス」は、利用申請、施設の検索、予約、利用回数の管理を全てスマートフォン上で完結させることができる便利なシステムです。これにより、従来のように各施設に直接問い合わせる必要がなくなり、空き状況も手軽に確認できるようになります。
システム利用開始日
- - 利用承認申請(宿泊型・通所型):2025年11月4日(火)
- - 施設予約(宿泊型・通所型):2025年12月15日(月)
連携協定の締結
この協定は、2025年10月2日(木)に締結され、神戸市が株式会社グッドバトンと協力して、より多くの産後ケアを必要とする母子に対して、質の高いサービスを提供することを目指します。
産後ケア事業の内容
神戸市の産後ケア事業は、母子の健康状態をサポートするために設けられたもので、以下のような内容が含まれます。
- - お母さんの心身のケア
- - 授乳方法や育児相談
- - 赤ちゃんの睡眠や離乳食に関するアドバイス
- - 赤ちゃんの体重測定の実施
この事業は、通所型・宿泊型の事業所が37箇所、さらに訪問型として兵庫県助産師会が連携して実施します。
利用可能日
神戸市のこの新しい取り組みは、産後ケアを必要とする多くの家庭にとって、利便性の向上とサービスの質の向上につながることが期待されています。これからの実証実験の結果に注目が集まっています。