古野電気が新型カラービデオプロッタを発表
古野電気株式会社は、2025年8月に新たなカラービデオプロッタ「型式:GD-700-MARK-2」の販売を開始します。この製品は、従来のモデルである「型式:GD-300」や「型式:GD-700」の改良版であり、国内の漁船向けに特化した高機能プロッタです。これにより漁業の効率化を促進し、持続可能な自滞省の実現を目指しています。
製品の特徴
GD-700-MARK-2は、漁業者が求める多機能を備えています。新たに搭載された「海底マッピング機能」は、深度情報をもとに海底地形を3Dで描写。これにより、魚群が集まるポイントの特定や投網の成功率を上げることが可能です。また、最新の「TimeZero™ テクノロジー」により、映像の描画速度が飛躍的に向上しており、リアルタイムな情報提供が実現されています。
さらに、メインメモリは16GB、データストレージは72GBに拡張され、情報処理のスピードも向上しました。これにより、データのインポートやエクスポートの処理時間が大幅に短縮されます。18層のレイヤー構造を採用し、大容量データを効率的に管理することができます。このように、ユーザーからのニーズを徹底的に分析した結果、高機能プロッタが誕生したと言えるでしょう。
操作性の向上
古野電気は、操作の簡便さにもこだわりを持っています。操作部(RCU-034)を1台設置することで、レーダーとプロッタの両方の操作が可能となるため、漁業者は操作の手間を感じることなく、効率的な操業を行うことができます。また、日本水路協会が発行する「new pecチャート」が標準搭載されており、全国の詳細な航海情報が得られます。
海況情報の取得
衛星通信を利用した機能も搭載されており、天気図や風向き、海面水温といった気象・海況情報を受信することができます。他船の情報も、船舶自動識別装置(AIS)と接続することで表示可能です。最大で500隻までの船舶情報を一画面に表示できるのも、漁業の作業効率を向上させる大きなポイントです。
持続可能な漁業への貢献
近年では、環境への配慮や水産資源の持続可能な利用が求められています。この新型プロッタは、そのニーズに応える形で開発されたものであり、スマート漁業の推進にも寄与します。従来の機能を継承しつつ、新たな機能を追加することで、漁業の現場における生産性向上と環境保護の両立を目指しています。
製品概要
- - 製品名: カラービデオプロッタ「型式:GD-700-MARK-2」
- - 販売開始: 2025年8月
- - 販売価格: 1,727,000~2,739,000円(税込)
この新しいカラービデオプロッタは、古野電気の70年以上にわたる経験と技術の集大成です。漁業の未来に向けて、ぜひ注目していただきたい製品となっています。詳しくは
公式サイトをご覧ください。