新たな福祉のヒーロー、ラマ・サビナさんの挑戦
2026年1月28日、東京で開催された「社会福祉ヒーローズ2025」という全国大会において、愛知県清須市にある社会福祉法人西春日井福祉会に勤務するラマ・サビナさん(30歳)が、「ベストヒーロー賞」を受賞しました。今年のこの栄誉は、彼女がネパール人初、そして愛知県からも初めての受賞者となります。
全国から集まった福祉の立役者たち
「社会福祉ヒーローズ」は2018年に設立され、若手の福祉従事者を表彰する場として広がりを見せています。今年で8回目を迎えるこの賞は、介護、保育、障害者支援などの職に従事する20代から30代の若者が対象で、国籍問わず、社会に貢献する意欲が評価されます。今回は6県から選ばれたファイナリストが集まり、熱いプレゼンが繰り広げられました。
ラマ・サビナさんの業績
ラマさんは、ネパールの看護学校を卒業後、2019年7月に来日し、介護福祉士として働き始めました。彼女は、母国での経験を経て、2024年には国家資格「介護福祉士」を取得。現在は、特別養護老人ホーム「ペガサス春日」でリーダー介護員として4人のスタッフを指導し、日々奮闘しています。
「外国人でも介護の現場で十分に力を発揮できる」と伝えることを大切にし、厚生労働省の視察にも対応するなど、地元清須市の福祉の発展に貢献しています。また、彼女の努力は、入居者や同僚たちからも高く評価されています。さらに、認知症ケアの資格取得に向けても意欲的に取り組み、「日本の介護の魅力を世界に伝えたい」との抱負を語っています。
受賞スピーチと未来への誓い
受賞が発表された時、ラマさんは驚きと喜びを隠し切れず、「ベストヒーローに選ばれて、本当に嬉しいです」と述べました。彼女は、福祉の現場での実体験を基にしたプレゼンを通じて、多くの人に介護の魅力を伝えたいと強調しました。
特別審査員の一人は、ラマさんのチャレンジスピリットと、母国語でない日本語を駆使してプレゼンする姿勢に感銘を受け、「日本とネパールの架け橋になってほしい」という期待を寄せました。彼女の姿勢は、今後の福祉の未来にも大きな影響を与えるでしょう。
お祝いに駆けつけたゆうちゃみさんの言葉
この会場には、人気モデルでタレントのゆうちゃみさんも特別ゲストとして出席。ラマさんの発表を聞いた感想を述べ、「ラマさんの笑顔に救われている人がどれだけいるのかと考えると、感慨深い」と話しました。彼女は福祉の仕事に対する思いを強くし、今日のヒーローズに触発されて自分自身ももっと頑張ろうという気持ちを新たにしたと語りました。
地域とのつながりを大切にする佐藤涼さん
兵庫県明石市からは、社会福祉法人和坂福祉会に勤務する佐藤涼さん(36歳)が、福祉の現場で取り組んでいる「子どもたちのアイデアを地域資源と結びつけるプロジェクト」が評価され、僅差で2位に入賞しました。彼は子どもたちの想像力を引き出し、サーカスを実現させるなど、地域との連携が生きた実践をしています。
未来を担う若手の意義
ラマ・サビナさんの受賞は、福祉の現場で日々努力する若手職員たちにとって大きなインスピレーションとなり、彼女の未来に向けた取り組みは、福祉業界全体に新しい風をもたらすことでしょう。これからも彼女の活動から目が離せません。