神戸大学キャピタル、KUC2号ファンドの設立
神戸大学に拠点を置く株式会社神戸大学キャピタルが、地域のディープテック・スタートアップを支援するために「KUC2号投資事業有限責任組合」を新たに設立しました。このファンドは、総額60億円を目指しており、2026年1月には初のクローズを、3月には次のクローズを予定しています。
設立の背景とビジョン
日本全体において、スタートアップへのリスクマネー供給が不足している中でも、特に地方の大学が持つ優れた技術や研究成果が活用される機会は限られています。東京圏を中心に活動する多くのベンチャーキャピタル(VC)が存在する一方で、KUCは、神戸大学の知見や地域のリソースを最大限に活かし、幅広い投資活動を展開しています。
このKUC2号ファンドは、神戸大学との密接な協力のもと、シーズ探索から企業支援、投資、成長支援、さらには国際展開まで一貫して取り組む「カンパニークリエーション」モデルを導入し、地域におけるディープテック・スタートアップの育成を強化します。
KUC2号ファンドの概要
- - ファンド名称: KUC2号投資事業有限責任組合
- - 組成日: 2026年1月
- - 運用期間: 10年(最長2年間の延長が可能)
- - GP: KUC Partners II有限責任事業組合
このファンドには、株式会社産業革新投資機構やSBIグループを含む9社が出資者として関与しており、スタートアップの成長に対する期待が寄せられています。
投資戦略
KUC2号ファンドが特に注力するのは、次の2つの戦略です。
1.
カンパニークリエーション
研究機関から得られるシーズを活用し、スタートアップの創業から運営まで幅広く支援することを目的とします。
プロジェクトチームを編成し、事業の設計や市場への適合を視野に入れた投資を行います。
2.
ディープテック・スタートアップ投資
神戸大学および関西地域に関連するスタートアップに対し、シードやアーリーステージでの投資を行い、必要に応じて経営体制や事業計画の支援も行います。
今後の展望
KUCは、神戸大学との強固な連携を基盤として、地域内外の優れた研究成果の社会実装を推進していきます。KUC2号ファンドを通じて、医療分野を含む様々なディープテック領域においてスタートアップの創出と成長支援を強化し、地域産業の振興と国際的な社会問題の解決に挑戦し続けていく所存です。
会社情報
神戸大学キャピタルは2021年に設立され、大学発スタートアップへのベンチャー投資とファンド運営に特化した企業です。地域経済の活性化に寄与できるよう、日々取り組んでいます。詳細は
公式サイトをご覧ください。