循環葬®︎「RETURN TO NATURE」がウッドデザイン賞2025で受賞
兵庫県神戸市に本社を構えるat FOREST株式会社は、循環葬サービス「RETURN TO NATURE」がウッドデザイン賞2025において、「奨励賞(ライフスタイルデザイン部門) 審査委員長賞」を受賞したことを発表しました。この受賞は、持続可能な社会を目指すat FORESTの取り組みに高い評価が寄せられたことを意味しています。
循環葬とは
「RETURN TO NATURE」では、死を迎えるとき、森林づくりに貢献することを目指しています。放置されている社寺林を手入れし、森と人が共生できる場を再生することで、これまでの墓地の概念を超えた新たな埋葬方法を提供しています。また、顧客の遺骨は、土壌学の専門家の指導を受けて埋葬され、墓標を設けないことで、自然に還ることを促進しています。
現在、大阪の能勢妙見山と千葉の真野寺の2拠点でサービスを展開しており、お客様は生前から森を訪れ、家族の思い出を育んでいくことができます。お墓参りも、この森での時間を通じて、心地よい森林浴として楽しむことができます。
受賞の理由
ウッドデザイン賞の審査委員からは、「マンション形式の墓地や従来の墓石が並ぶ風景に対抗する形で、自然を守りつつ、地域の理解を得て実現されたこのプロジェクトは素晴らしい」との評価がありました。死という避けられない現実を、地域社会との関係の中でデザインする試みが、今後のコミュニティのあり方に新しい影響を与えるかもしれません。
ウッドデザイン賞について
ウッドデザイン賞は、日本ウッドデザイン協会によって主催され、木材を活用したさまざまな活動が評価される顕彰制度です。木の良さをデザインによって再構築し、持続可能な社会の実現を促すことを目的としています。この賞は、優れた建築や製品、サービスなどを対象に、木を使ったデザインの力を称えるものです。
受賞した循環葬®︎「RETURN TO NATURE」の表彰式は、2025年12月10日から12日の間に東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2025」にて行われる予定です。
今後の展望
at FORESTでは、「森と生きる・森に還る・森をつくる」という理念のもと、より多くの人々に循環葬の選択肢を提供しながら、売上の一部を森林保全団体に寄付することで、持続可能な森づくりに貢献しています。参加する人が増えることによって、より多くの豊かな森が広がる仕組みを築くことを目指しています。
at FOREST株式会社の概要
at FORESTでは、ネイチャーポジティブな視点で新たな仲間を募集しています。興味のある方はぜひ公式サイトをご覧ください。