古野電気、航海通信機器に新たなサイバーセキュリティ認証を取得
兵庫県西宮市に本社を置く古野電気株式会社が、同社が製造・販売している航海通信機器について、船級協会からの新たなサイバーセキュリティ認証の取得を発表しました。これにより、古野電気は船舶用通信機器市場において、さらなる信頼性を得ることが期待されています。
取得した認証の概要
今回、古野電気が新たに取得したサイバーセキュリティ認証は、以下の船級協会からのものであり、対象機器が国際船級協会連合(IACS)が定めるUR E27に準拠することを示しています。具体的には、
- - 日本のClassNK(日本海事協会)
- - 中国のCCS(中国船級社)
- - 米国のABS(アメリカン・ボード・オブ・シッピング)
の三機関から認証を取得しました。
古野電気は、2025年7月にノルウェーのDNVからも国内初のサイバーセキュリティ認証を受けており、この新たな認証は同社の技術力を示す重要な成果と言えるでしょう。
認証対象となった航海通信機器の一覧
今回認証を受けた航海通信機器は多岐にわたります。
以下はその一部です:
- - サイバーセキュリティ&リモートモニタリングプラットフォーム : HermAce
- - インマルサット-C船舶地球局 : FELCOM18
- - 国際VHF無線電話装置 : FM-8900S
- - 船舶用レーダー : FAR-15x8 / FAR-2xx8 / FAR-30x5
- - 電子海図情報表示装置 : FMD-3005 / 3100
これらの機器は、船舶が安心して運行するための重要な役割を果たしています。
IACS UR E26 / E27の重要性
IACSが定めたUR E26およびE27は、2024年7月1日以降に建造される船舶に対して義務化されています。
- - UR E26: 船舶のサイバーレジリエンスに関する規則
- - UR E27: 船上システム及び機器のサイバーレジリエンスに関する規則
これにより、船舶と陸上との接続が強化される現代において、サイバーセキュリティへの対策は一層重要視されています。
今後の取り組み
古野電気は、今後も最新の標準規格に適合した高品質な製品を提供し、サイバーレジリエンスの強化に努めていくとのことです。これによって、航海業界の信頼性向上にも貢献できると考えています。
本社が兵庫県にあり、1951年に設立された古野電気は、今日では90カ国以上で展開しており、世界的な舶用電子機器メーカーとしての地位を確立しています。これからも、同社の技術革新や新しいサービスには、さらなる注目が集まるでしょう。
まとめ
古野電気の航海通信機器へのサイバーセキュリティ認証は、信頼性の向上に寄与すると同時に、今後の航海技術の進化にも期待がかかります。この新たな取り組みが、より安全で効率的な海の未来に繋がることを願っています。