伊丹市における新たな財務会計システム導入
兵庫県伊丹市では、ジャパンシステム株式会社が提供する「FAST財務会計」の導入が正式に決定しました。この新しいシステムでは、従来の紙ベースの伝票処理から、電子決裁機能が加わり、業務のさらなる効率化とペーパーレス化が期待されています。2026年4月に本格運用が開始される予定です。
受注の背景
伊丹市では、旧財務会計システムが導入から1年以上が経過し、その間に業務の効率化が求められていました。特に、決裁業務においては紙での運用が続いており、業務の負担が増大していました。このため、プロポーザル方式により、新しい電子決裁機能の導入を行うこととなりました。ジャパンシステムは、FAST財務会計に電子決裁機能を搭載し、一貫した流れで処理できるシステム構成を提案。これにより、よりスムーズな業務が期待されています。
提案内容
今回の提案において、ジャパンシステムは標準機能を最大限に活用し、伊丹市の職員ポータルと財務会計システムとの連携も実現しました。電子決裁の決裁状況をリアルタイムで表示し、そのまま決裁画面にアクセスできる仕組みを提案したことで、決裁業務の処理が大幅に迅速化される見込みです。これにより、紙から電子への移行がスムーズに進み、全体の業務効率が向上します。
その他の機能と将来展望
伊丹市では、将来的に電子請求システムの導入も考慮されています。「FAST財務会計」が多様な電子請求サービスと連携可能であることも、今回の導入決定において重要なポイントとなりました。地方公務員の業務がデジタル化されることで、よりスピーディーに、また正確に業務を進められるようになり、従業員の負担も軽減されるでしょう。
FAST財務会計の概要
「FAST財務会計」は、行財政運営のPDCAサイクルを強化するためのソリューションです。ペーパーレス化や電子決裁、電子請求、データの可視化、分析に対応しており、40年以上にわたって地方公共団体の財務業務を支えてきました。全国では270以上の自治体に導入されており、特に東京都特別区では、23区中13団体への導入実績があります。
企業情報: ジャパンシステム株式会社
ジャパンシステム株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、業務アプリケーションやソフトウェアの開発、インフラ導入、構築サービスに特化した企業です。法人設立は1969年、現在は公共サービス部門での強化を図っています。
詳しい情報やサービスに関するお問い合わせは、公式サイトやお電話で問い合わせが可能です。
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新しい財務会計システムの導入により、伊丹市の業務がどれほど効率化されるのか、今後の展開に是非ご期待ください。