兵庫県西宮市で「FAST財務会計」が導入
兵庫県西宮市が、ジャパンシステム株式会社による「FAST財務会計」の導入を決定しました。このシステムは、2026年から順次稼働予定で、2027年の4月には本格運用が開始される見込みです。本件により、兵庫県内での「FAST財務会計」の導入実績は16団体に増えます。
導入の背景
西宮市は、他のベンダーが提供する現行の財務会計システムを導入してから10年以上が経過し、業務の多様化や複雑化が進みました。このため、より柔軟で拡張性のあるシステムへの移行が必要とされていました。特に、他のシステムとの連携や財務事務の電子化を進めることで業務全体の効率化を図る必要があったため、財務会計システムの刷新が決定されました。
ジャパンシステムの提案
ジャパンシステムは、このような要望を受け、「FAST財務会計」の機能を最大限に活用した提案を行いました。このシステムにより、既存の財務会計システムと連携させることで、電子決裁が可能になり、さらに電子請求との連携により、請求書の受領から決裁、支払いまでを一貫して電子処理できる仕組みが整います。これにより、財務事務の電子化と業務のスピードおよび正確性の向上が期待されます。
評価と期待
導入後には、財務会計業務だけでなく、関連する行政事務も一元的に支援することで、業務の効率化および連携強化が推進される予定です。ジャパンシステムの「FAST財務会計」の導入が、行政運営のPDCAサイクルを強化し、自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)に寄与するとされています。これにより、ペーパーレス化や電子決裁、電子請求など、多くの利便性が提供されると予想されているのです。
FAST財務会計の概要
「FAST財務会計」は、40年以上にわたり地方公共団体の財務会計をサポートしてきた実績があります。全国では280以上の自治体に導入され、特に東京都の特別区では13の団体が利用しています。このシステムは、データの可視化や分析にも対応しており、業務の合理化を目指す自治体にとって価値のある選択肢となるでしょう。
ジャパンシステムについて
ジャパンシステム株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、業務アプリケーションやソフトウェアの開発、インフラ導入などを行っています。設立は1969年で、公共事業向けのシステム開発にも力を入れており、今後も地方公共団体に向けた革新的なサービスを提供し続けることが期待されます。
お問い合わせ先
詳しい情報については、ジャパンシステムの公式サイトや公共事業本部にお問い合わせください。