淡路島の古民家で、五感を満たす幸せなひとときを体験する「海里」

古民家料理宿「海里」の魅力

淡路島は、食料自給率が110%という地域です。この地で提供される郷土料理は、豊かな海と山の旨味をたっぷりと感じられるものばかり。本記事では、淡路島にある古民家料理宿「海里」の魅力をご紹介します。

穏やかな古民家の魅力

「海里」は、古民家を改装した料理宿で、囲炉裏や縁側、田園風景が心を癒してくれます。ここでは、一日1組限定の宿泊プランもあり、まるで自分の家にいるかのようにリラックスできる空間が魅力です。囲炉裏のぬくもりや、縁側からの眺めは、訪れる人々を穏やかな時間へと誘います。

店主の岡野満さんは、料理、空間、景観すべてにおいて、淡路島の良いものを集めた究極の体験を目指しています。地元で育まれた旬の食材から、飾りつけに使う調度品まで、すべてが淡路島産。これにより、訪れる人は島の美しさや力強さを五感で感じられるのです。

料理への徹底したこだわり

「海里」の料理は、淡路島の四季を反映した「旬」の食材を中心に構成されています。地元の方が丹精込めて育てた農作物や、島で水揚げされた新鮮な魚介類を使用し、一皿一皿に込められた生産者の愛情を大切にしています。必要な食材が手に入らない場合は、店主が自ら山に出向き、山菜を採取することもあるそうです。

決まったメニューは存在せず、訪れた日の旬な食材を元に、店主が考案した料理が提供されます。手漉き和紙でメニューを渡されるシステムも特徴的で、まさに「一期一会」の出会いを楽しむことができる場所です。訪れるたびに異なる表情を見せる料理は、淡路島の自然からインスパイアを受けています。

くつろぎの空間

囲炉裏の火を囲んで、棚田や里山が広がる淡路島の原風景を眺める時間は、ここでしか味わえないもの。古民家特有の自然と調和した設えの中で、穏やかな時間が流れ、心のリセットを実感できます。

さらに、窓から注ぐ光や風が心地よく、まるで時間が止まったかのような感覚になります。ここでは、日常の喧騒から離れ、心からの安らぎを得られることができます。

浸透する淡路島の“いいもの”

岡野さんが集める品々は、単なる仕入れ品ではなく、それぞれの生産者との対話を通じて、素材への思いをしっかりと理解した上で選ばれています。淡路島の自然と人々が育てた恵みが、一つ一つ丁寧に選ばれた、真の「地のもの」です。

「海里」は、淡路島の心を感じる唯一無二の空間です。訪れた者は、ここでしか得られない体験を通して、島の“今”と“昔”が交差する瞬間を味わえることでしょう。