2025年8月20日から22日の間、東京ビッグサイトで開催される「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に、兵庫県西宮市を拠点とする古野電気株式会社が出展します。「Aqua Scope™」を始めとする最先端の養殖管理サービスや監視システムを介し、持続可能な水産業の実現を目指す同社の新技術に注目が集まります。
Aqua Scope™ - 養殖管理の新しいカタチ
古野電気が誇る「Aqua Scope™」は、養殖現場におけるデータ管理を全面的に支援します。センサーを用いて自動で蓄積されるデータを集約し、持続可能で効率的な養殖業務を実現します。この技術により、業務の透明性が増し、最適な運営が行えるようになります。進化した情報の蓄積により、養殖環境の改善にも貢献することが期待されています。
漁視™ネット - 定置網の遠隔管理
次に、「漁視™ネット」は、定置網に魚群探知機を設置します。これにより、魚群の動向や網の反応、水温といった情報をリアルタイムで監視可能です。これまでの手法と比較して、遠隔での確認ができるため、陸上からも操作の効率化が図ります。ネット内の魚群を把握し、潮流の変化を予測することができ、操業の無駄を省く効果があります。
漁視™ダイアリー - 船舶のデータを一元管理
最後に紹介する「漁視™ダイアリー」は、漁船の航海データを集めるシステムです。船舶に搭載された航海計器からの情報をクラウドへ送り、他の漁船とも共有できます。このシステムによって、海域の潮流や水温、漁場の動向を把握し、漁業の効率化に寄与することが期待されています。情報を共有することで、各漁船が連携を深め、より効果的な操業が可能になります。
展示会の詳細と古野電気の取り組み
「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーは、2025年8月20日(水)から22日(金)まで、東京ビッグサイトの東館5・6ホールで開催されます。会場では、水産物の持続可能性にむけたさまざまな技術が紹介され、多くの業界関係者が集います。主催は一般社団法人 大日本水産会で、イベントのオフィシャルサイトから詳細情報や出展内容が確認できます。
いずれの技術も、古野電気がこれまで培ってきたノウハウをもとに、さらなる革新を目指しています。長い歴史を持つ同社ですが、持続可能な未来を見据えた新しい挑戦は、業界にとっても非常に重要な意義を持つものです。興味のある方は、ぜひ会場で実際の展示に触れてみてください。持続可能な水産業の実現に向けて、技術の進化がどのように役立つかを肌で感じる絶好のチャンスです。