関通AIアイデアコンテスト
2025-10-02 11:07:35

関通が斬新なAI活用法を競う社内コンテストを開催

株式会社関通、AIの新たな活用法を競う社内コンテストを開催



兵庫県尼崎市に本社を構える株式会社関通が、社員の発想力を活かした「生成AIアイデアコンテスト」を開催しました。このコンテストは、物流業界のDXを推進するシステムの一環として、社内の各部署から様々なアイデアが集まる場となりました。

開催の背景



関通は、物流業務のアウトソーシングを手掛ける会社として知られていますが、近年はデジタル化の推進にも力を入れています。生成AIは業務効率の向上だけではなく、収益の新たな源となる可能性を秘めており、そのため社員による具体的なアイデア出しを促進する場として、コンテストが企画されました。

コンテスト概要



このアイデアコンテストは、全社員を対象にした発表形式で行われ、参加者は3分間のプレゼンテーションの後にAIデモを行います。評価は社員による投票により決定され、特に優秀なアイデアには賞金が用意されています。コンテストのテーマは「生成AIを活用した業務効率化および新サービス化アイデア」に設定され、参加者たちの発想が飛び交いました。

寄せられたアイデアの紹介



参加者から提出されたアイデアは15件以上に上り、その中からいくつかの代表的な提案を紹介します。

  • - 経理部門:「請求業務の完全自動化」では、請求書作成からの業務をワンクリックで終わらせることを目指しています。手作業を排除し、効率化を図ります。
  • - 総務部門:「有給計算・通知の自動化」により、有給残数を給与明細に自動表示することで、社員の働きやすさを向上させる狙いがあります。
  • - 現場部門では、倉庫の在庫データを基に空きロケーションを自動リスト化し、業務をスムーズにします。特に入庫作業の効率化を目指しています。
  • - 営業部門は、「案件進捗管理AI」を提案し、議事録から次回のアクションを自動で生成することで、成約率を向上させるアイデアを出しました。
  • - 採用部門では、「相性分析ツール」を導入し、チームメンバー間の相性を分析することで、より良いチーム編成のサポートを目指します。

受賞チームの発表



投票結果に基づいて、特に優秀なアイデアを出した3チームが表彰されました。受賞チームは以下の通りです。

1. 受注管理チーム:「使えるKPI」は、受注データをAIで分析し、戦略的判断をサポートするレポートを作成します。AIの提案で売上向上に寄与する点が評価されました。
2. 営業チームの「営業管理アプリ」は、顧客対応をAIが分析・タスク化するもので、現在社内での実用化が進んでいます。
3. 情報セキュリティチームは、「監査チェックアプリ」を開発し、四半期のセキュリティ監査業務を大幅に効率化しました。AIと対話しながら構築されたこのアプリは、操作性の向上と報告書作成の自動化を実現しています。

今後の展望



コンテストを通じて生まれたアイデアは、まず社内業務への導入を進め、実際の現場で試みる予定です。新たな技術とアイデアを実践することで、業務の効率化や品質の向上を図ります。さらに、将来的には「AI Innovators Forum 2025」への挑戦も行い、得た経験を社外にも発信しながら、確かな成果を生み出していく姿勢です。

代表者のコメント



株式会社関通の代表取締役社長、達城久裕氏は、「AIは業務をなくすだけでなく、新たな収益をも生むツールです。社員が自らのアイデアで事業を展開することが、物流業界の未来を切り開く鍵だと信じています」とコメントしています。

株式会社関通について



株式会社関通は、年間約1,300万件以上の出荷を持つログスティクス企業で、関西・関東に20の拠点を展開しております。社内の専門知識を生かし、顧客の多様なニーズに応える物流業務を行っています。さらなるDX推進と顧客サービス向上を目指し、革新的な発想を大切にしています。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: AI 関通 アイデアコンテスト

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。