新たな挑戦、淡路島観光協会の取り組み
淡路島観光協会が、「日本中・世界中から選ばれる観光地」を目指して、新しい育成制度を開始しました。この取り組みは、淡路島の魅力を国内外に広めることを目的としており、世界的な観光地に相応しいサービスの提供を目指しています。特に注目されているのが、「淡路島カルチャーアテンダント」の認定・育成プログラムです。この制度は、淡路島の本物の文化や体験を提供するための重要な一歩となります。
AWAJI島博との連携
淡路島観光協会のプログラムは、2025年の大阪・関西万博に合わせた「AWAJI島博」との連携で進められています。本博では、地方色豊かな体験を提供することが重視されており、淡路島の自然や歴史、伝統芸能、地場産業を活用した約100種類の体験プランがオンラインで販売されています。これにより、訪問者は淡路島の魅力を深く堪能できます。
例えば、生産者と直接触れ合いながらの体験や、文化についての理解を深めるプログラムが組まれています。特に、富裕層をターゲットにした高満足度の体験が売りです。
カルチャーアテンダントの役割
淡路島カルチャーアテンダントは、観光客と地元の生産者を繋ぐ役割を担います。初年度は、コミュニケーションやコーディネートが中心ですが、次年度以降は専門的な知識を活かしたスルーガイドとしても活動できるようになります。また、認定者は海外のお客様からの予約に対して、通訳を行いながらサポートをします。
さらに、長期的には多言語対応を視野に入れた人材育成が行われ、淡路島の魅力を多様な言語で伝えることができるガイドの育成にも力を入れています。具体的には、自然や歴史、地質、アートなど、特定の分野に特化した知識を持つことが求められます。
今後の展望
淡路島観光協会は、認定されたカルチャーアテンダントを有償ガイドとして活用する方針を掲げています。これにより、観光業者や宿泊施設から寄せられるガイドリクエストに対し、適した人材をマッチングすることで、観光客により良い体験を提供します。
また、すでに南あわじ市では、英語対応の観光ガイドが認定されています。これにより、地元ガイドと協力しながら、さらに多様なニーズに応えるサービスを提供する計画も進行中です。地域の観光資源を最大限に活かした、この新しいプロジェクトは、淡路島の観光産業にとって大きな可能性を秘めています。
お問い合わせ先
これらの取り組みや利用方法については、淡路島観光協会に直接問い合わせることができます。公式ウェブサイトでは体験プログラムや詳細情報が公開されており、観光や学びの場としての淡路島の魅力を知ることができます。ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。