西宮市の特別な一日レストラン「APOLLO」
2026年5月10日、西宮市にて、「APOLLO」という名の一日限定レストランが特別なイベントとして開催されます。この日は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と向き合うK.H.さんとその家族の姿を描いた絵画の贈呈式が行われる予定です。この素晴らしい企画は、株式会社ONEflatによって実現されました。
イベントの背景
K.H.さんは3人の子供を持つ父親であり、彼の家族との時間を何よりも大切にしてきました。しかし、2020年にALSを発症したことで、日常が一変しました。ALSは進行性の難病で、体の機能が徐々に失われていきます。その中でも、K.H.さんは「将来、娘の結婚式に参加したい」という希望を抱きながら、同時にその実現が難しいかもしれないという現実に直面しています。
このイベントを実現するきっかけとなったのは、株式会社ONEflatの代表木下さんが古賀陽子さんと出会ったことです。木下さんは、K.H.さんの想いを形に残すためのプロジェクトを提案し、古賀さんがその美しい作品を制作することになりました。
作品の特徴
贈呈される作品は、K.H.さんご家族の「過去・現在・未来」をテーマに三部構成で描かれています。作品の下部には、家族が共に食卓を囲んでいる現在の姿が描かれ、その上部には過去の思い出や未来の希望が重なり合っています。作品全体には温かく柔らかな光が差し込み、見る者に希望を与える印象を持っています。
古賀陽子さんは西宮市出身の油彩画家で、イギリスやイタリアで学び、アニメーション映画『ゴッホ〜最期の手紙〜』で制作画家として参加。彼女の独自の画風は、古典的技術を基にしながら現代的な表現を取り入れており、具象と抽象が融合した作品が特徴です。
K.H.さんと古賀さんのコメント
K.H.さんは「ベッド上で過ごす時間が増え、家族との日常が疎外感を感じさせることが多くなりました。しかし、APOLLOに参加できたことで少しはその感覚が和らぎました。この絵画の中で、過去や未来を描いてもらえたことは本当に嬉しく、目の前に飾りたいと思っています」と、期待を寄せています。
古賀陽子さんも「K.H.さんの想いを一枚の絵に込める機会をいただきありがとうございます。この作品が日常に寄り添う存在となることを願っています」と語っています。
イベントの詳細
- - イベント名: 一日レストラン「APOLLO」
- - 開催日: 2026年5月10日(日)
- - 時間:
- 1部 10:00〜12:00
- 2部 13:00〜15:00(贈呈式は14:00頃)
- 3部 16:00〜18:00
- - 場所: 兵庫県西宮市下大市東町36-18 プルミエ西宮1F
- - 参加定員: 各部20名
- - 料金: 4,000円(税込)
この日のメインイベントは、作品の除幕式と贈呈、K.H.さんの体験をもとにしたコメントおよび古賀さんの制作意図の説明です。家族との貴重なひとときがどのように描かれるのか、ぜひその目に焼き付けてください。
終わりに
株式会社ONEflatは、「日常にワクワクを+ONE」というビジョンのもと、障害や病気による外出のハードルを下げる取り組みも行っています。この「APOLLO」というイベントは、特別な場を提供することで、ささやかな幸せの瞬間を生み出していくのです。病気や障害に向き合いながらも、希望に満ちた未来へとつなぐこの新しい支援の形に、ぜひご注目ください。