水素バーナ新技術
2025-03-11 10:45:21

世界初の水素バーナ対応型アスファルトプラント開発へ!持続可能なエネルギーの未来を切り拓く

日工の挑戦



日工株式会社(兵庫県明石市)は、世界初となるアンモニアから水素を生成し、その水素を利用した水素バーナ対応型アスファルトプラントの開発に着手しました。この技術は、環境に配慮しつつアスファルト製造を効率的に行う新しい手法として注目されています。

開発の背景



2021年の閣議決定で日本は2030年までに温室効果ガスを46%以上削減することを目指しています。この過程で、アスファルトプラントから排出されるCO2削減が急務です。アスファルトプラントは国内シェアが約80%を占めており、その年間CO2排出量は約115万トンに達します。このため、日工は新たな燃料、すなわちアンモニアを使用する技術に取り組むことになりました。

新技術の特徴



本開発の目標は、アンモニアを水素と窒素の混合ガスに変換し、それをアスファルトプラントで使用することです。アンモニアは高い貯蔵性と運搬性を持ちながらも、燃焼特性に課題があります。執行部はこの課題を乗り越えるため、2024年2月に社内で燃焼試験を実施。結果、500kwの水素バーナでの運用が可能となり、排ガスも規制値を下回る結果を出しました。

アンモニアと水素の長所



アンモニアは取り扱いやすい燃料である一方で、燃焼速度が遅く、設備の大型化を招く可能性があります。それに対し、水素は燃焼速度が非常に速いため、局所的に高温となり、NOxの発生が増加するリスクがあります。日工はこれらの特性を理解し、バーナー内部の部品を最適化することでNOxの低減に成功しています。

実用化に向けたステップ



日工は2025年3月に前田道路株式会社とともに実証実験を行う予定です。この実験は新技術の実用性を検証し、さらなる技術向上を狙ったもので、2030年以降の普及を見据えています。

会社の取り組み



日工株式会社は、1919年から続く歴史があり、アスファルトプラントの国内シェア約80%を持つ企業です。公的なインフラから生活道路まで、多様なニーズに応える設備を提供し、地域社会に貢献しています。日工は2019年から持続可能な開発に積極的に取り組み、2050年のカーボンニュートラル達成を目指しています。

自身のプラントがどのように持続可能なエネルギーを実現するか、日工はこの技術で新たな時代を切り開く準備を進めています。ご興味のある方は日工の公式サイトで最新情報をチェックしてください。 日工株式会社公式サイト

まとめ



日工による水素を利用したアスファルトプラント技術は、環境問題の解決に貢献すべく日々進化を遂げています。持続可能なエネルギーの未来に向け、今後の動向に注目が集まります。


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