三和エンジニアリングの新しい試み
兵庫県明石市に本社を構える三和エンジニアリング株式会社が、社員の生活をサポートするユニークな制度「社長のダーツで決まる!誕生月に生活サポート物品プレゼント」を導入することが発表されました。この制度は、食料品や米の高騰に対する支援の一環として考案されたもので、社員の誕生月にプレゼントされたアイテムが、社長がダーツを投げて選ぶという斬新な方法を採用しています。
なぜこの制度が導入されたのか?
昨今、米や食料品の価格が高騰し、社員の生活に影響を与えています。この状況を受けて、三和エンジニアリングでは社員が本当に必要とするサポートを提供しようと社内アンケートを実施。その結果、社員のニーズは多様であることがわかり、単純に物品を決定することは難しいと判断されました。
そこで、ゲーム性を取り入れ、楽しく選ぶことができる方法として社長がダーツを使って品目を決めるスタイルが採用されることになったのです。この方式は、社員同士のコミュニケーションを促進し、会社全体の雰囲気を明るくする効果も期待されています。
制度の具体的な流れ
この制度では、毎年12月に社長がダーツを実施し、その矢が当たった品目が翌年の4月から、社員の誕生月に自宅に送付されます。プレゼント候補は毎年変更される予定で、2026年度の候補品目としては「米」「牛タン」「季節のフルーツ」「ご当地ラーメンセット」「明太・鮭・いくら詰め合わせセット」が挙げられています。
社員は希望する品目をアンケートで回答し、その結果をもとにダーツが準備されます。この方式により、社員は自分の好みが反映された形でサポートを受けることができます。
今後の展望
三和エンジニアリングの代表取締役社長、佐田和正氏は、本制度を導入することで単なる物品の支給だけでなく、コミュニケーションの活性化を促すことを期待しています。「今後も社員の声を大切にし、楽しみながら参加できる制度をどんどん導入していきたい」と語っています。
このような取り組みは、企業の人材定着にもつながり、若手社員にとって魅力的な職場環境を提供する一助となるでしょう。限られた資源の中で、いかに社員を大切にし、その生活を支えられるかを考える姿勢は、今後の企業スタンダードとなるかもしれません。
会社概要
三和エンジニアリングは昭和53年に設立され、環境保全のためのプラントや、半導体製造に必要な絶縁体製造プラントの設計と施工を行っています。国内外で高いシェアを誇り、引き続き成長を目指しています。
この新制度は、社員の生活の質を向上させるための新しいチャレンジとして注目されており、他の企業でも参考にされるべき試みと言えるでしょう。