新世代AI矯正システム「スマーティー」が大阪矯正歯科グループに登場

新感覚の矯正治療「スマーティー」について

歯並びの悩みを解決するための矯正治療は、近年ますます進化を続けています。そしてそんな中、2025年6月に大阪・兵庫を中心に展開する大阪矯正歯科グループが導入する「スマーティー(Smartee)」が大きな注目を集めています。この最新の矯正システムは、AIを活用したマウスピース矯正で、従来の方法を凌駕する効率性と快適さを約束します。

スマーティーとは？

スマーティーは2004年に中国で開発されたマウスピース矯正のブランドです。これまでに世界52か国で85,000人以上の歯科医師によって、累計で7,500万枚以上のアライナーが使用されてきました。その先進的な技術は、日本においても2024年に初めて導入され、特に大阪矯正歯科グループでは早期にこの治療を取り入れることが決定されました。

矯正治療の新しいアプローチ

「スマーティー」の最大の特徴は、AIによる治療計画の立案です。従来のマウスピース矯正と比較して、移動計画の最適化を図ることで、歯をより効率的に動かすことが可能になりました。具体的には、一般的なマウスピースが1枚あたり0.25mmの移動に対し、スマーティーは0.4mmの移動ができ、治療期間の短縮が期待されています。また、CTスキャンや人口模型を元に、AIが動きの予測シミュレーションを作成するため、治療のゴールを事前に可視化することも可能です。

快適な装着感を実現

スマーティーのアライナーは、薄くて割れにくい素材から作られており、快適な装着感を提供します。そのため、日常生活の中で装着していても、目立たず気になりにくいのが特徴です。このような革新が、患者にとって非常に魅力的な選択肢となっています。特に、従来のインビザラインでは治療が難しかったケースにも対応が可能で、アタッチメントやアライナーの形状変更などにより、多様な症例に対応できるのも大きな利点です。

顎の位置にも配慮

さらには、歯並びだけでなく顔貌にも関わる顎の位置にまで働きかける技術がこの矯正システムの特徴です。たとえば、下顎が後退気味の症例に対しては、下顎骨を前方へ導くことを意図した特殊設計のアライナーも用意されています。これはこれまでのマウスピース矯正では難しかった新たなアプローチとなります。

ディズニーとのコラボレーション

さらに、スマーティーはディズニーとの提携によって、子供や若年層の患者にも魅力的なデザインのパッケージやマウスピースケースを用意しています。このため、モチベーションを維持しやすくなります。治療に対する抵抗感を和らげ、楽しみながら矯正治療を進めることができる工夫が施されています。

導入背景と今後の展望

昨今、矯正治療へのニーズは多様化しており、単に見た目の改善だけでなく、目立たず、通院回数を減らし、短期間で治療を終えることが求められています。大阪矯正歯科グループは、このようなニーズに応えるために世界的に評価される「スマーティー」を導入することを決定しました。理事長の松本正洋は、この新たな治療法により、患者一人ひとりのライフスタイルに寄り添った矯正治療を実現することを目指しています。