多国籍チームの新たな一歩 株式会社河野の初の特定技能外国人ドライバーの入社
2025年11月6日、広島県を拠点に食品物流サービスを展開する株式会社河野が創業63年の歴史の中で初めて特定技能1号の自動車運送業の在留資格を持つ外国人ドライバーを迎え入れるオリエンテーションを兵庫県尼崎営業所にて開催しました。この取り組みは、物流業界が直面している深刻なドライバー不足の解消を目指し、さらに多様性を重視する企業文化の推進に大きく寄与するものと期待されています。
特定技能制度の背景と意義
日本の物流業界におけるドライバーの不足は、少子高齢化や働き方改革の影響から年々深刻化しています。特に「物流の2024年問題」がクローズアップされる中、2024年から自動車運送業が特定技能制度に追加されることとなりました。しかし、導入には日本語能力、免許取得、各種手続きに関する課題があるため、多くの企業は依然として実施していないのが現状です。
株式会社河野では、すでにラオスからの技能実習生を受け入れ、国際的なチームワークの効果を実感しています。今回の特定技能外国人ドライバーの入社も、この国際的な人材の活用による持続可能な人材確保に寄与することを狙っています。
オリエンテーションの様子
オリエンテーションには、報道関係者や登録支援機関の担当者、社員などが参加し、賑やかな雰囲気が漂いました。参加者一同緊張感の中で始まった平台注册会は、特定技能生の任帥(ニン スイ)氏による自己紹介からスタートしました。彼は日本語で「安全運転を意識し、会社の発展に貢献できるよう頑張ります」と前向きに決意を表明し、温かい拍手が送られました。
その後、株式会社河野の代表からは、「健康を大切にし、小さなことでも相談してください。新しい仲間と共に未来を築いていきましょう」といった歓迎の挨拶がありました。任帥氏の入社を祝うとともに、特定技能2号への進展に向けた期待が語られました。
辞令交付の瞬間、任帥氏は自信に満ちた姿勢でその証書を受け取り、彼の今後への強い意気込みが感じられました。
新しい生活への期待とサポート
オリエンテーションでは、業務内容や社内のルールについて詳しい説明があり、任帥氏は熱心に耳を傾け、職場への理解を深めました。生活に関する細かな規則やマナーの説明もあり、彼が新生活にスムーズに移行できるよう万全なサポートが行われました。
オリエンテーションの最後にはサポートメンバーと共に記念写真を撮影し、昼食には中華弁当が振る舞われました。任帥氏は「日本でも美味しいものがたくさんあり、何でも好きです」と笑顔で話し、和やかな雰囲気の中で職場関係を深める良い機会となりました。
株式会社河野のビジョン
任帥氏のような新しい人材の受け入れを通じて、株式会社河野は国際的なチームを形成し、地域社会に貢献する企業への成長を目指しています。物流業界の変革期を迎える中、国籍を超えた多様な人材が結集することで、新たな価値を創出し、持続可能な成長に繋がることが期待されています。
今後も、株式会社河野は特定技能制度を積極的に活用し、国際的なチームワークを強化し続けることで、地域社会に貢献していく所存です。これからの展開にも注目が集まります。
会社概要
株式会社河野は、冷凍・冷蔵の食品物流を専門とする企業であり、コンビニエンスストアや外食チェーン等への配送を中心に事業を展開しています。地域インフラ支援の責任を果たすことから、冷凍倉庫による保管・仕分け、物流コンサルティングサービスなど多岐にわたって顧客をサポートしています。詳細は
公式ホームページをご確認ください。