魅力満載の「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」展
兵庫県豊岡市に位置する豊岡市立歴史博物館では、2025年7月13日まで、迫力あふれる「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」展が開催されています。この展覧会は、小学生を中心に多くのファンに愛されている児童小説シリーズ、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の魅力を再発見できる場となっています。
展覧会の内容
本展示では、シリーズの原作である廣嶋玲子さんの描いた物語の世界を体験できるさまざまな資料が用意されています。表紙や未掲載の貴重なイラスト、描き下ろしのラフ画など、視覚的に楽しめる素材が満載です。さらに、著者の廣嶋玲子さんとイラストレーターのjyajyaさんの語り下ろしインタビューも展示されており、作品の裏側に触れる貴重な機会です。
特に注目は、リアルに再現された「銭天堂」店主・紅子さんのカウンターや、人気の駄菓子、さらには金色の招き猫たちの工房など、多彩な立体造形物です。これらは、子どもたちだけでなく、大人の心も掴む魅力にあふれています。ぜひ足を運んで、実際にその空間を感じてみてください。
開催概要
- - 会期:4月12日(土)~7月13日(日)
- - 時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- - 休館日:水曜日
- - 入館料:一般500円、学生300円、小中学生250円
- - 場所:豊岡市立歴史博物館-但馬国府・国分寺館-
- - 主催:豊岡市立歴史博物館
イベント情報
会期中は毎日開催される参加型イベントも見逃せません。「銭天堂ふしぎスタンプあつめ」では、館内で“ふしぎスタンプ”を集める活動を楽しむことができますので、先着順での配布となっています。
また、「ふしぎ駄菓子を考えよう!」は、子どもたちが自身の思い描く不思議な駄菓子について記入することができるイベントです。
さらに、特別なイベントもいくつか企画されています。家族で初めての博物館を体験できる「はじめての博物館」や、障がいのある方や小さなお子様をお連れの方を対象とした「気にせんで えぇDAY」を通じて、多様な方々が気軽に博物館を楽しめる環境が整っています。特に「お菓子の歴史を学ぼう」では、お菓子の歴史や神社について学びながら、楽しい時間を過ごすことができます。
銭天堂の魅力
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」は、初版が2013年に刊行され、それ以来多くの児童たちに愛され続けてきた児童小説です。その魅力は、幸運な人だけがたどり着ける不思議な駄菓子屋、銭天堂を舞台にした物語の深さにあります。駄菓子を通して人々の悩みや願望に合ったものを提供する紅子さんの姿を通じて、時には人間の欲望の恐ろしさを描くストーリー展開が見られます。
また、この作品は全国の小学生による人気投票でも第一位を獲得するなど、圧倒的な支持を得ており、2020年からはNHK Eテレでアニメ化されています。さらに、今後実写映画も公開される予定で、ますます注目を集めることでしょう。
まとめ
皆さんもぜひ、この機会に豊岡市立歴史博物館に足を運んで、魅力あふれる「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の世界を体験してみてください。その不思議な魅力に、きっと心を奪われることでしょう。