日工が新たな経営体制へ
兵庫県明石市に本社を置く日工株式会社が、2025年4月1日付けで新しい経営体制に移行します。この度、辻勝氏が代表取締役会長に就任し、中山知巳氏が代表取締役社長に就任することが決定しました。この異動は、同社が歴史的なプラント製造においてアスファルト合材供給の約8割を支える中で、持続可能な事業をさらに発展させるための重要な一歩です。
新社長の中山氏の経歴とビジョン
中山知巳氏は、日工株式会社に1982年に入社し、これまでに様々な役職を歴任。特に、2019年からの事業本部長としてプラント事業の推進に貢献してきました。彼の経歴は多彩で、営業や技術部門など多くの分野で実績を積み重ねてきました。新社長としての目標は「世界を、強くやさしい街に」という理念のもと、顧客への製品やサービス提供だけでなく、その維持・管理にも力を注ぎ、インフラを支えるパートナーとなることです。
中山氏は、時代の変化に適応し、環境問題や災害時に強いインフラ作りを目指しています。特に、脱炭素社会に向けた製品開発やプラントの自動化を進め、業界が抱える人材不足などの課題に立ち向かうとしています。
辻氏の貢献と期待
現社長の辻勝氏は、この5年間で積極的な内部投資を行い、企業の成長基盤を築いてきました。彼の指導の下で、日工は5期連続の増収を達成し、日本のインフラを支える重要な役割を果たしています。これからは代表取締役会長として、グループ全体の価値向上に努める意向を示しています。辻氏の経営哲学を継承しながら、更なる高みを目指す日工の未来に期待が寄せられています。
企業の持続可能な成長に向けた期待
日工株式会社は、インフラを支えるため、持続可能な社会への貢献を重視しています。ODA(政府開発援助)を通じた地域のインフラ改善や新技術の導入、ASEAN地域を中心とした海外事業の強化を図り、市場拡大を目指しています。新たな経営体制のもと、成長が期待される領域にリソースを集中させ、持続的な成長と利益の向上を追求しています。
新社長の中山知巳氏とともに、日工はこれまで以上に社会貢献活動を進め、企業を通じた地域貢献を続けるでしょう。これからも日工の動向から目が離せません。