新ICカードアプリ「hanica」登場
兵庫エリアの通勤や通学に欠かせない存在の阪急バスと阪神バス。この両社が心待ちにしていた新たなサービスが、2025年11月27日よりスタートします。それが、交通系ICカード「hanica(ハニカ)」向けのスマートフォンアプリ「hanicaアプリ」です。アプリの開発を手掛けたのは、岐阜県本巣市に本社を構えるレシップ株式会社です。
hanicaとは?
「hanica」は、阪急バスと阪神バスが共同で提供するICカードです。特徴的なのは、チャージ金額に対して8%のプレミアが付与される点で、これは地域独自のICカードとして多くの利用者に支持されています。しかし、これまでのチャージ方法は、案内所やチャージ機、バス車内での現金のみで、特に通勤・通学ラッシュ時には長い列に並ぶ必要がありました。この不便さを解消するために開発されたのが今回の「hanicaアプリ」です。
アプリの利用メリット
「hanicaアプリ」では、スマートフォンのFeliCaリーダー/ライター機能を使い、クレジットカードから直接「hanica」へのチャージが可能です。これにより、利用者は「いつでも・どこでも」手軽にチャージを行うことができ、急な残高不足の場合でもストレスを感じることなくバスを利用することができます。
アプリの主な機能
- - クレジットカードによるチャージ(入金):手軽にタッチしてチャージ。
- - 残高・利用履歴の確認:いつでも利用状況がチェック可能。
- - hanicaカードの管理:最大5枚までのカードを登録・管理できます。
- - アカウント管理:新規登録や二段階認証の設定が可能。
- - チャージ履歴確認・領収書ダウンロード:経理にも便利!
これらの機能により、日常のバス利用が格段に快適になります。
未来への展望
今回の「hanicaアプリ」の開発は、地域に根ざしたキャッシュレス化の一環です。レシップ株式会社は、地域独自のニーズに応じたキャッシュレスサービスを今後も提案していくことを目指しています。この技術が全国のバス事業者に広がることで、さらなる利便性と快適性の向上が期待されます。
まとめ
兵庫エリアの交通利用者にとって、阪急バスと阪神バスの「hanica」アプリは必須アプリとなることでしょう。便利で快適な移動を実現するこのサービスに、ぜひご注目ください。アプリは2025年11月27日から利用可能となり、対応機種はFeliCa対応のAndroid 10以上やiOS 13以上のスマートフォンです。利用料金は無料ですが、通信料は利用者の負担となります。
今後の交通系ICカードの進化に期待が高まります。