真野寺で繰り広げられる循環葬の新しい形
2023年8月11日、関東初となる循環葬®︎「RETURN TO NATURE at 真野寺」が正式オープンを迎えることを記念して、内覧会が開催されました。新たな拠点は、開山1300年を誇る真言宗の寺院、真野寺に位置しており、房総半島の南部に広がる美しい森の中です。この寺は四季折々に咲き誇る花々とともに、多くの人々に癒しと安らぎを提供する場所として知られています。
内覧会には、at FORESTの代表である小池友紀氏、真野寺の伊藤尚徳住職、さらには神戸大学の鈴木武志助教や石井弘明教授といった専門家が集結し、参加者に向けて新しい葬送の選択肢を紹介しました。彼らは、循環葬がどのように行われ、どのように事業が進展するのかについて熱く語り、参加者の疑問にも丁寧に答えていました。
循環葬RETURN TO NATUREの背景
循環葬®︎は、「森と生きる・森に還る・森をつくる」という理念の下に、新たな埋葬の形を提案します。一般的な葬送の形とは異なり、墓標を残さず自然に還るというスタイルで、森林浴やハイキングという形で自然の中でのお墓参りを推進しています。
真野寺で行われる循環葬では、特に環境保全に重きを置き、参加者は自然と共に生きる幸福を実感できます。この取り組みは、無縁墓が増加する中で、次世代に豊かな自然を引き継ぐことを目指しています。
自然葬を通じた地域貢献
この仕組みが特に注目されるのは、収益の一部が森林保全活動に寄付されるため、環境にも優しいビジネスモデルに多くの賛同者が集まっている点です。墓を持たない新たな形の葬送が人々にどのように受け入れられていくのか、関心が高まっています。内覧会では参加者がそのプロセスに触れる機会もあり、多くの支持を得る結果となりました。
今後の展開
「循環葬RETURN TO NATURE」は、今後も定期的にオンラインでの個別説明会や現地案内会を開催する予定です。興味を持たれる方は、公式ウェブサイトから申し込むことができます。
環境問題や葬送の文化が変化しつつある今、新しい選択肢として多くの方に触れていただければと思います。いかに自然と共存し、次世代に豊かな森を残せるか、そのためにも循環葬の普及には大いに期待が寄せられています。
まとめ
「RETURN TO NATURE」という新しい葬送形態は、ただ故人を偲ぶだけでなく、今を生きる我々が自然と共に生き、未来を見つめることができる仕組みです。真野寺という美しい舞台での循環葬の展開が、これからどのような影響を地域にもたらし、さらには全国へ広がっていくのか、その行方に注目です。