神戸市と協力し森林資源の循環利用を推進する新たな取り組み
株式会社四国の右下木の会社は、神戸市と包括的な連携協定を締結し、森林資源の持続可能な管理とリサイクルを共同で進めることになりました。この協定では、里山と都市部の森林資源に焦点を当て、双方が協力し合いながら新たなモデルを構築していきます。
協定の目的と展望
2025年7月に結ばれたこの協定は、里山と都市を繋ぐ新しい循環モデルの創出を目指しています。具体的には、江戸時代から引き継がれてきた「樵木林業」のノウハウを活かし、都市部での伐採木を再利用するシステムを検討します。公園や街路樹から生まれる資源を活用することで、地域内での循環的な利用の仕組みを築いていくのです。
連携内容の詳細
1. 森林資源の管理と利用
協定に基づき、四国の右下木の会社は神戸市内での公園や街路樹の伐採木を活用することを推進します。また、徳島県での伐採および製炭技術に関する研修を加え、神戸市の職員や市民と技術交流を行い、森林資源の循環利用を実現するための取り組みを行います。
2. 新たな地域経済モデル
神戸市をモデル地域とし、「地炎地食」を実現するためのプロジェクトも推進します。樵木林業による都市部での循環林の可能性を探り、経済と文化が共存する持続可能な地域作りを模索します。必要に応じて政策提言も行い、その実現に寄与します。
3. 環境価値の「見える化」
広葉樹林の管理においては、短伐期施業を用い、炭素吸収能力や生物多様性の回復効果を科学的な視点から評価します。この取り組みによって、都市における広葉樹林の環境的価値を明確に示し、持続可能な森林活用制度の構築を目指します。
4. 知識共有と人材育成
地域の森林資源とその暮らしのつながりを市民に伝えるため、環境教育イベントや林業体験、里山見学ツアーなどを開催予定です。これにより地域全体の森への理解と愛着を深めることを目指しています。
今後の展望
株式会社四国の右下木の会社は、現代の技術と江戸時代から脈々と受け継がれてきた樵木林業の思想を融合させ、都市と地方が共に未来を築く新たな一歩を踏み出しました。神戸市との連携を通じて、都市部における森林資源の持続可能な利活用モデルを構築し、この成功事例を全国に広げていく考えです。
「都市の森林を、使いながら育てる。」という理念のもと、この新しい循環型社会を実現するために、地域との協働を進めていく決意を新たにしています。
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