淡路島の未来戦略
2025-11-07 11:20:09

淡路島の未来を切り開くインバウンド観光戦略の全貌

淡路島の未来を切り開くインバウンド観光戦略の全貌



2025年10月18日、株式会社Inner Japanの代表南クリスティーナが、淡路青年会議所主催の公開例会「世界を呼び込む淡路島〜インバウンド戦略と持続可能なまちづくり〜」に登壇しました。このイベントには、観光業界の関係者や行政、地域事業者などが400名以上参加し、淡路島の未来について熱心な議論が交わされました。

インバウンド戦略と持続可能なまちづくり



近年、淡路島には年間900万人を超える観光客が訪れていますが、その大半は国内の旅行者です。訪日旅行者は全体のわずか1%にも満たない状況です。これからの大阪・関西万博や関西国際空港、神戸空港の国際化、さらには予定されているIRの開業により、訪日観光客の数は確実に増加することが期待されています。これを受けて、淡路島の持続可能な発展を図るためには、観光を「集客」だけでなく「まちづくり」として捉えることが重要です。

インバウンドとしての淡路島



南の講演では、「淡路島を初めて訪れる人に何を見せたいか」「訪れる旅行者にどのような背景を持つ人を迎えたいか」といった問いが投げかけられました。訪日旅行者は旅のスタイルや興味、価値観が多様に分かれています。その多様性を理解し、地域の強みと重なることで、今後のインバウンド戦略が強化されると述べられました。

「旅行者が求めるのは、ただの“演出された日本”ではなく“生活感のある日本”」と語る南。地域に根付く価値や文化を見直し、それを外部からの視点で観光資源としてどのように活用していくかを考えることが、まちづくりの本質であると指摘しました。

淡路島の強み



淡路島は「日本発祥の地」という歴史的な背景を持ち、食料自給率が100%を超えるという圧倒的な地域資源の豊かさにも恵まれています。Inner Japanでは、これらの魅力を十分に引き出し、訪日旅行者に伝える体験ツアーをプロデュースしています。このツアーでは、地域の魅力を深く理解できるナビゲーターチームが同行し、淡路島の歴史や食を体験することによって自己を見つめ直す時間を提供します。

新たな旅のルート「BLUE LOOP」



講演の終盤では、新たな旅のルート「BLUE LOOP」についても触れられました。淡路島は瀬戸内海の玄関口として、新たな可能性を秘めています。このプロジェクトは、各地域が連携し、訪日旅行者に“瀬戸内を巡る新しい旅”を提案するものです。島から島、地域から地域へと小さな出会いがつながり、やがて日本全体の新たな旅の形が生まれると期待されています。

住民の声を未来につなげる



観光の目的が単に“観光客を増やす”ことから、地域との“共感の関係を築く”ことへと変わってきました。訪れる人々と地域の間に生まれる小さな共感の積み重ねが、地域の未来を支える力になります。

淡路島が「世界から選ばれる島」になるための第一歩は、住民が自身の言葉でその価値を伝え、「どんな旅行者に選ばれたいか」を発信していくことです。今後もInner Japanは地域の魅力を物語の一部として丁寧に発信し、国内外に“まだ知られていない日本”の魅力を紹介していくことでしょう。

株式会社Inner Japanについて



「地域の“当たり前”を世界の“特別”に」をモットーに、地方インバウンド誘客事業に取り組む株式会社Inner Japan。日本各地の文化や風景の価値を外からの視点で掘り起こし、「なぜここを訪れるべきか」を伝える旅をプロデュースしています。代表の南クリスティーナはInstagramで31万人以上のフォロワーを抱え、情報発信から体験プランニング、ブランディング戦略に至るまで、幅広く対応しています。

公式サイト:Inner Japan
Instagram:sugalenin


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