尼崎に誕生する新たな福祉拠点「SOCIAL SQUARE」
2025年7月1日、兵庫県尼崎市に障害福祉の新拠点「SOCIAL SQUARE 尼崎」がオープンします。この事業所は、特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークスが運営し、就労移行支援や自立訓練(生活訓練)を提供する場所です。運営を担当するのは、兵庫県出身の村上卓哉さん。彼は福島県からUターンし、地元での支援を実現するために活動してきました。
村上卓哉さんの思い
村上さんは自身の経験を通じて、ひきこもりやうつの当事者としての苦しみを知っており、障がいや生きづらさを抱える人々が安心して支援を受けられる環境を整えることが彼の夢なのです。彼は福島での復興支援や社会福祉士としての知識を活かし、開設に向けた準備を進めてきました。
「SOCIAL SQUARE 尼崎」では、“自分らしさ”と“社会”との接点を探していく場所をテーマとしており、プログラムはひきこもり支援や障害者の働くサポートを中心に構成されています。この事業所は、どのように社会とのつながりを持っていくかを考えるきっかけを提供し、生きづらさを感じる人々がより良い生活を送れるよう支援します。
地域福祉とのつながり
新たに設けられるまちづくりスペースでは、地域の人々がワークショップやイベントを自由に企画できる環境が整います。これは、地域福祉の向上や創造に寄与するための重要な要素です。村上さんはスタッフと共に、地域と連携した活動を精力的に行っていく考えです。
オープニングイベント情報
オープンを記念して、2025年7月5日(土)にはオープニングイベントが開催され、参加は誰でも可能です。午後1時から午後4時までの間、さまざまなプログラムが用意されており、福祉相談所や椅子ワークショップ、コーヒーやクッキーの販売など、多彩なアクティビティが行われます。また、このイベントは地域の皆様にとっても貴重な交流の場となることでしょう。
今回はメディアの取材も受け付けており、関心のある方はぜひ参加してみてください。
説明会のご案内
さらに、同月には説明会も予定されており、7月14日、21日、25日、26日、28日のそれぞれの日程で、就労支援プログラムの詳細を知ることができる機会が設けられています。事前予約は不要で、ぜひこの機会を利用して、直接相談してみてはいかがでしょうか。
社会貢献への取り組み
特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークスは、仲間同士が感謝し合いながら、さまざまな生活や働き方を尊重する文化を育んでいくことを目指しています。20年後の未来社会に向けて、地域の人々の勇気を引き出し、人生の豊かさを追求する活動を行っています。全国の拠点での活動を通じて、新たな道を切り開く拠点となることを期待しています。
「SOCIAL SQUARE 尼崎」は、地域の皆様と共に歩む福祉の新しい形として、今後の活動に注目です。