小学生向け国際理解イベント「D-ラーニング」
神戸市西区で開催される「D-ラーニング」は、小学生に向けた新しい学びの場として注目されています。本イベントは、地域の大学や企業が協力して実施しており、子どもたちの視野を広げることを目的としています。「D」の意味は「多様性(Diversity)」に由来しており、さまざまな学びを通じて子どもたちの将来の選択肢を広げることを目指しています。
特に注目すべきは、開発途上国の“チョコレート生産者”になりきる体験型ゲームです。このゲームでは、子どもたちが実際にチョコレートを販売し、できるだけ多くのお金を集めるチャレンジに挑みます。このプロジェクトは、神戸学院大学経営学部の辻幸恵教授が研究・開発した体験型教材「ショコラトレード」に基づいています。
フェアトレードの重要性を学ぶ
「ショコラトレード」は、ただのゲームではありません。子どもたちは楽しみながらフェアトレードの理念を学ぶことができます。フェアトレードとは、発展途上国の農家に公正な取引を提供し、彼らの生活を改善することを目的とした取引です。このような視点を持つことは、国際社会の一員としての理解を深めるために非常に重要です。
ゲームを通じて、リアルな状況をシミュレーションし、教室での学習とは異なる形式の教えを受けることができるのが、このイベントの魅力です。実際にお金を集めたり、商品を販売したりすることで、子どもたちは経済の基礎を学び、自分たちの行動がどのように世界に影響を与えるかを考えるきっかけになります。
イベントの詳細
「D-ラーニング」は以下の日程で開催されます。
- - 日時:2025年10月4日(土曜日) 10:00~11:30
- - 場所:神戸市西区役所 5F会議室(神戸市西区糀台5丁目4-1)
このイベントは非常に人気で、参加者の募集はすでに終了していますが、今後もこのような教育的取り組みが続くことを期待しています。イベントの様子や意義について取材を希望されるメディア関係者の方は、以下の問い合わせ先までご連絡ください。
問い合わせ先
神戸学院大学 社会連携グループ
子どもたちが将来、より広い世界で活躍できるよう、さまざまな知識を得られる「D-ラーニング」は、今後の教室外の学びの場として大変重要なイベントとなることでしょう。