全盲・車椅子の講演
2025-10-24 18:17:27

障がい理解を深める講演会が学校で開催!全盲・車椅子の当事者が語る生き方

講演会を通じた障がい理解の推進



近年、社会全体で障がいに対する理解を深めることが求められています。そんな中、ある特別な講演会が兵庫県で開催されました。NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが運営する「Base」では、全盲で車椅子を利用する利用者が自ら行った講演が注目を集めています。この活動は、障がいのある方もそうでない方も共に楽しめるビーチづくりを目指す同法人の一環として行われました。

生きた経験を語る



7月10日、聴覚支援学校において、全盲で車椅子利用者の谷口さんと弱視の岩下さんが講師として登壇しました。この講演はいわゆる「当事者の声」として、障がいについての理解を広めるための貴重な機会です。谷口さんは自身の視覚障害や日常生活について、中高生には特に難しい手話にも挑戦しながら、講演を進行しました。生徒たちは箱の中身当てクイズなど参加型のアクティビティを通じて、楽しみながら学ぶことができました。

その後の7月31日には、特別支援学校で教職員約100名を対象に、視覚障害者がどのように生活しているのか、また彼らへの支援についての実体験を語る講演が行われました。参加者からは「実体験に基づいた話が多く、とても勉強になった」との感想が寄せられました。

当事者の貴重な体験



谷口さんは、「初めて手話に挑戦し、難しさを実感しましたが、多くの反響をいただけて嬉しかった」と講演後の感想を述べました。同じく講師の岩下さんは「生徒との関わりをもっと深めたい」と次回への意欲を見せました。支援員も彼らの取り組みをバックアップしながら、講演会全体が成功裏に進められるよう尽力しました。

障がい理解を広げる次のステップ



今後もこのような講演会は続けられ、福祉事業所、学校、企業からの依頼が期待されています。障がいを持つ当事者だからこそ伝えられる経験があり、講演内容はご要望に応じて調整可能です。特に、谷口さんの営業活動によって、より多くの人々に障がい理解を広めることが目指されています。

須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは『みんなのできないをできた!にかえる』を理念に、誰もが楽しむことのできるユニバーサルな社会を創造し続けています。今後も様々な活動を通じて、障がいに対する理解を深める取り組みが行われていくことでしょう。これからの活動に期待が高まります。

活動の詳細と問い合わせ



NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、神戸市に本拠地を置いています。詳しい情報は公式ウェブサイトをチェックしてみてください。新たな講演の依頼や趣旨に賛同する方々からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

法人概要
・法人名:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
・所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町1丁目14-10ドルフ21-102
・代表者:木戸俊介
・設立:2017年11月2日
・URL:https://sumauniversalbeach.com/

福祉や教育の現場での取り組みが、より多くの人々に理解され、共生社会の実現への一助となることを信じています。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 共生社会 須磨ユニバーサルビーチプロジェクト 障がい理解

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。