革新的素材「RENAMY」誕生！循環型社会への第一歩を踏み出す

革新的素材「RENAMY」が実現した新しい循環型社会への道

環境問題が深刻化する現代において、リサイクル技術の発展は急務です。その中で、株式会社リファインバースグループとクリーンテックス・ジャパンが共に取り組んできた新素材「RENAMY」の誕生は大きなニュースです。この新素材は、業界初の試みとして、ダストコントロールマットに使われていたニトリルゴムを再生したものです。

背景と開発の経緯

リファインバースグループは、廃棄タイルカーペットの「水平循環リサイクル」を実現し、廃漁網やエアバッグ、さらには鳥の羽根といった様々な廃棄物の再資源化に取り組んできました。一方、クリーンテックス・ジャパンは、マット製造において長年の実績がありますが、特にゴム部分の再生は難しいとされ、年に800トンものマットが廃棄されています。この問題を解決するため、両社は力を合わせ、新たな素材の開発に挑みました。

「RENAMY」の開発は、その成果の一つです。再生プロセスを経て、従来は廃棄されていたニトリルゴムを新たな資源として利用できるようになり、他の再生ゴム素材と比較しても高い割合で再生素材を適用できるのです。

「RENAMY」の特性とは

「RENAMY」は、ダストコントロールマットの繊維とゴムを分離し、ニトリルゴム部分をマテリアルリサイクルすることで生成された素材です。これにより、環境への負担が大幅に軽減され、資源の循環が促進されることが期待されています。

クリーンテックス・ジャパンでは、使用済みのマットを回収し、リファインバースグループが運営する工場で再資源化。その後、再び同社にて高機能マット「クリーンエコスクレイプ」として商品化されます。これは、廃棄物の削減に貢献するだけでなく、企業のサステナビリティにも寄与します。

販売と今後の展望

「クリーンエコスクレイプ」は2025年12月上旬から市場向けに販売を開始します。これにより、幅広いニーズに応じた製品ラインの充実を図り、環境への配慮を持つ選択肢を提供します。将来的には、レンタルマットの裏材としても使う計画があり、持続可能な製品開発を更に進めるとのことです。

リファインバースグループとクリーンテックス・ジャパンはこの取り組みを迅速に進め、さらなる技術開発を追求していく方針です。循環型社会を実現するために、一歩ずつ着実に前進している両社。その成果が、未来の環境にどのような影響を与えるのか、目が離せません。

リファインバースグループは、「誰にもない視点と技術で、未来の富をつないでいく」をテーマに掲げ、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを進めており、廃棄物の再利用を通じて新しい価値を創出しています。この「RENAMY」がその代表的な成果として、我々の生活にどのような変化をもたらすのか、引き続き注目していきたいと思います。