モリタエコノスが新たにEV塵芥収集車を発表
兵庫県に本社を構える株式会社モリタエコノスが、環境に優しい新しいEV塵芥収集車「eパックマスター™」と「eプレスマスター™」を発表しました。この製品は、いすゞ自動車の小型トラック「エルフEV」向けに設計された架装で、2023年度から販売が開始される予定です。
新たな取組みとその背景
モリタエコノスは、持続可能な社会の実現に向けて新しい挑戦をし続けています。EV塵芥収集車の開発と販売は、その一環として位置づけられています。今回の製品は、特に「エルフEV」に適合した設計で、効率的な運用と環境保護の両立を目指したものです。
特徴と性能
1. トップクラスの積載量
「eプレスマスター™」は、その優れた重量配分設計により、最大で2,000kgの積載量を実現しました。これにより、従来のディーゼル車と同等の能力を保持しながら、環境への配慮を忘れない作業が可能です。また、投入口の高さを業界トップクラスに低くすることで、作業者の負担も軽減します。
2. 環境に優しい電動化
架装部の作動源はシャシ側から供給される電力を使用しており、作業時も走行時もカーボンニュートラルを実現しています。特に地下集積場などの閉鎖的な空間でも安全に使用できるため、安心して作業が行えます。また、EV特有の静粛性が夜間や早朝の収集作業にも適しています。
3. 安全性と機能性
安全性についても十分に考慮されており、ハイマウントリアパネルによる視認性の向上や軽量化された後部扉が実現されています。これにより、作業効率が向上しながら安全な運用を実現しています。特に、作業の効率化が求められる現場での使用において強い味方となるはずです。
商業的な側面
現時点での販売予定価格はリース販売のため公表されていませんが、初年度の販売目標は5台と設定されています。これは、今後の需要に応じて展開を広げていくための第一歩となります。
最後に
モリタエコノスの新しいEV塵芥収集車は、未来の環境保護に大きく寄与する製品です。持続可能で安全な社会に向けたこの新しい取り組みは、業界全体にインパクトを与えることでしょう。今後の展開に期待が高まります。