竹を守る体験ツアー
2025-12-16 11:37:27

神戸市で放置竹林問題を学ぶ体験ツアー:里山保全に参加しよう

神戸市で竹が活きる里山を守れ!体験ツアー



2025年11月30日、神戸市の多井畑西地区で「竹が活きる里山を守れ!体験ツアー」が開催されました。このイベントは、株式会社オープンハウスグループの関西支社が送る取り組みで、地域の自然環境の保全と木材を扱う企業としての社会的責任を重視したものです。参加者は、放置竹林問題について学び、竹の伐採体験を通じて、里山の大切さを再認識することができました。

開催の背景



神戸市の多井畑西地区は、豊かな自然が多く残されていますが、放置竹林の拡大が深刻な問題となっています。放置された竹林は本来の森林を侵食し、生物多様性を低下させる要因になっています。さらに、土砂災害のリスクを高め、有害な野生動物の生息域を広げるなど、様々な悪影響が出ています。このような中、オープンハウスは木造建築を扱う企業としてこの問題に対して非常に関心を抱いており、社員一人ひとりが里山の現状を体感し、環境問題への理解を深めるためにこの研修を企画しました。

当日の流れ



イベント当日は、参加者が多井畑西地区の自然環境の中を歩きながら、竹林が環境に与える影響についての講義を受けました。その後、伐採体験が行われ、ノコギリやナタを用いて実際に竹を伐採しました。また、伐採した竹を利用して「竹筒ごはん」を作り、昼食時に味わうという新鮮な体験も行いました。このような活動を通じて、自然の恵みを存分に体験することができ、皆が満足する素晴らしい機会となりました。

特に参加者からは、「伐採作業を通じて問題の深刻さを実感できたり、竹筒ごはんの美味しさに驚いた」との感想が寄せられ、実際に手を動かすことで理解が深まったことが伺えました。さらには、イベントの後半に行われた竹を使ったクラフト体験でも、多くの参加者が楽しみながら竹材の新しい活用方法を学びました。

地域の声



神戸市の都市局 地域整備推進課の長谷川様は、「市民や企業、学生と協力し、竹の伐採や竹を利用したプレイパークの実施を進めている。様々な立場の人が関与することが里地里山再生には重要であり、こうした取り組みを継続していきたい」との思いを述べられました。

イベントの意義



この体験ツアーを通じて、オープンハウスグループは神戸市における竹林問題についてより深く理解を得ました。今後も地域社会や行政とともに活動を進め、美しい自然環境の保全に努めていく意向を示しました。実際に体験することで地域の課題を実感し、また次世代に美しい森を残すための重要な第一歩となったと言えるでしょう。参加者たちは、里山保全の重要性を再認識し、新たな環境保全の観点を得ることができたのではないでしょうか。

イベント概要


  • - イベント名:竹が活きる里山を守れ!体験ツアー
  • - 日時:2025年11月30日(日)10:30~13:15
  • - 場所:多井畑西地区(神戸市須磨区多井畑字宮脇)

このような内容のイベントは、参加者だけでなく、地域全体にとって貴重な機会となるのです。


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