K.S.ロジャース株式会社が神戸市「So-i」プロジェクトに採択
神戸市を拠点に新たな挑戦を続けるK.S.ロジャース株式会社(KSR)が、神戸市の「So-i(KOBE BUSINESS PROGRAM)課題解決プロジェクト」において二つのプロジェクトを採択されました。このプログラムは、民間企業と神戸市の協力により地域の課題解決を目指す取り組みです。
採択されたプロジェクト内容
1.
行政課題コース
KSRによるプロジェクトは、生成AIを活用して市民税申告書の電子化を実現します。この取り組みにより、紙ベースでの申告書提出を減少させると共に、業務プロセス全体の効率化を目指します。市役所の職員だけでなく、市民にとっても手続きが簡素化され、窓口の混雑を緩和する効果が期待されます。
本プロジェクトはKSRの生成AIチーム「EDITH(イーディス)」が中心となり進められます。
2.
地域課題コース
もう一つのプロジェクトでは、神戸市が運営する様々な施設予約システム間の連携を模索しています。現在、市民はそれぞれのシステムに別々のIDとパスワードを管理する必要があり、その手間が課題として浮上しています。このプロジェクトでは、システムの統合やIDの一本化を提案し、市民サービスの利便性向上を目指します。
取り組みの詳細
- - 現場起点のアプローチ: 既存の業務フローやボトルネックを理解し、AIを適用する範囲と効果を見極めることが重視されます。
- - UXデザインとの両立: AI技術の導入だけでなく、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための設計も進められます。
- - セキュリティと可用性の確保: 行政基準に基づいた設計を行い、データの安全性とシステムの信頼性を重視します。
- - 段階的な移行計画: リスクを最小限に抑えつつ、効果を最大化することを目指すための計画が策定されます。
EDITHチームの設立背景
K.S.ロジャースは常に新たな技術に挑戦してきた企業であり、2023年10月には新たにLLM(大規模言語モデル)を専門とするチーム「EDITH」を設立しました。AI技術の進化を受け、新たなビジネスを生み出すための体制を整えています。
K.S.ロジャース株式会社について
K.S.ロジャースは、2017年に設立され、神戸市を拠点に新しい働き方を提案しています。完全リモート・フレックス制度を取り入れ、フリーランスや副業エンジニアと共に自由な働き方を実現するコミュニティ型企業です。また、スタートアップの支援にも積極的に取り組んでいます。
会社情報
- - 会社名: K.S.ロジャース株式会社
- - 代表者: 民輪 一博
- - 設立: 2017年12月
- - 所在地: 兵庫県神戸市
- - 事業内容: スタートアップスタジオ事業、ライフスタイルテック事業
- - 公式サイト: https://ks-rogers.co.jp/
これからの神戸市における行政サービスの向上に向けたK.S.ロジャースの取り組みに、今後の展開が期待されます。