新しい地域交流の拠点「南公園ステーションベース」
神戸市中央区のポートアイランドに、全く新しい地域の交流拠点「南公園ステーションベース」がオープンします。この場所は、神戸学院大学の江田ゼミが運営するもので、地域の人々が集い、つながることを目的とした施設です。オープン日は2025年11月12日(水)で、地域社会の活性化を図る取り組みを展開します。
地域に根ざした多様な活動
南公園ステーションベースでは、特に中高生に向けた「居場所づくり」がメインの活動となります。毎週水曜日の16:00から19:00、土曜日の15:00から19:00の時間帯には、若者たちが集えるスペースを無料で提供します。ここには、大学生スタッフや地域の大人たちが常駐し、勉強や読書、雑談が自由に行えます。さらに、フリーWi-Fiや電源も用意されているため、気軽に利用できる環境が整っています。
進路相談も行えるため、将来の目標や不安を抱える中高生には最適な場となります。たくさんの仲間や大人とつながり、安心できる居場所を見つけることができるのです。
地域の声を集めるスペース
南公園ステーションベースは、単なる居場所だけではありません。地域の課題やアイデア、日々の声を集め、未来のまちづくりを考える「研究室」のようなスペースも用意されます。ここでは、地域住民や学生、企業、団体が一堂に会し、まちを元気にするためのイベントや市民参加型の企画を行います。興味を持つ方が集まり、自由な発想で地域の未来を語り合う機会が豊富にあります。
特別なイベントの開催
11月9日(日)には、居場所づくりをテーマにした特別イベントが予定されています。このワークショップでは、一級建築士と共にテーブルや椅子を組み立てる体験ができます。中高生から一般の方まで参加可能で、参加費は無料。定員は24席で、事前に公式LINEでの申し込みが必要です。このイベントは、参加者同士が交流を深めるだけでなく、実際に手を動かして形にすることで、居場所づくりの楽しさを体感できる場となります。
未来に向けた展望
南公園ステーションベースは、「誰もが立ち寄れ、誰かとつながり、まちを面白くしていく場所」として位置づけられています。2025年3月まで継続的な運営が予定されており、さまざまな交流を通じて地域の発展に寄与することを目指します。これからも、地域の皆さんにとって魅力的な場所となるよう多彩な取り組みを行っていくことでしょう。
主催・協力団体について
この新しい試みは、神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科の江田ゼミによって主催され、みなとじまアクティベーションラボやNICO DESIGN WORKSとの協力も得て進められています。地域との強い結びつきを大切にしながら、一緒により良い社会を築いていくことが期待されています。
これからバラエティに富んだイベントが展開される「南公園ステーションベース」。地域のお役立ちスポットとして、多くの人々に愛される場所となるはずです。