人と自然をつなぐ循環葬「RETURN TO NATURE」の拡大へ向けた新たな資金調達

未来の為の仏事、「RETURN TO NATURE」の歩み

兵庫県神戸市に拠点を置くat FOREST株式会社は、自然と共生する新しい葬送の形「循環葬®️ RETURN TO NATURE」を提供しています。この斬新なサービスは、自然に帰ることをコンセプトにした埋葬方法であり、墓標や他の人工的な痕跡を一切残さず、埋葬された場所は完全に自然に還ります。

2023年にはプレシリーズAラウンドにて、アニマルスピリッツ合同会社をリードに2.5億円の資金調達を果たしました。これにより、累計調達金額は3億900万円となり、さらなる事業拡大を目指します。at FORESTは「循環をスタンダードに、未来に豊かな森を残す」という理念の元、森林資源の専門家と共に科学的な基盤の上に成立した信頼性の高いサービスを展開しています。

循環葬®️が選ばれる理由とは？

少子高齢化や都市部への人口流出などの社会的な背景により、墓地管理問題が深刻化しています。公営墓地の管理費滞納率は55%に達しており、多くの無縁墓が増加する懸念もあります。その中で、循環葬®️「RETURN TO NATURE」が注目を浴びる理由は、その死亡後の選択肢としての価値観が大きく変化してきたことによります。

at FORESTが行った調査では、60代の5人に1人が自然葬に興味を示し、遺骨を自然に還したいとの声が寄せられています。こうした需要を背景に、at FORESTは今後も拠点を増やし、多様なニーズに応えるサービスを提供していく方針です。

新たな拠点の開設と事業の展開

at FORESTは2025年に能勢妙見山（大阪）に続く第二拠点を千葉県の真野寺にオープン予定です。この新たな拠点では、森林資源学や土壌学の専門家の助言を受けながら、持続可能な森を育てるための研究と実践が行われます。埋葬地は環境に優しい方法で整備され、未来世代へと引き継がれる美しい森が築かれていくでしょう。

投資家の期待と投資の意義

同社の理念に賛同し資金を投入したアニマルスピリッツの朝倉祐介氏は、死を終わりではなく「自然へ還るプロセス」と捉え直すこの取り組みの重要性を強調しています。また、他の投資家たちもat FORESTのビジョンに共感し、社会的意義の大きさを実感しながら出資を決定しています。このように、single個人のエンディングデザインと森の再生といった社会課題の解決を両立させるモデルは、新しいビジネスの形を提案しています。

まとめとして

at FORESTは、自然に還るという新たな選択肢を提供することで、人々の死生観を変えていくことを目指しています。今後の事業展開を通じて、より多くの地域での循環葬の普及とともに、持続可能な森を残すプロジェクトを推進していくことが求められています。

この新しい葬送の形についての詳細への理解を深め、私たち自身の死生観や未来への選択肢について考える機会へとつながれば幸いです。興味のある方は公式サイトを訪れ、さらに情報を得てみてください。

公式サイト: RETURN TO NATURE
住所: 兵庫県神戸市中央区浪花町56 KiP内
代表者: 小池友紀
設立: 2022年5月