特別ジャージのお披露目
2024-12-20 18:37:44

コベルコ神戸スティーラーズが震災30年の思いを込めた特別ジャージを着用

2025年1月19日(日)、ノエビアスタジアム神戸で行われるDTジャパンラグビー リーグワン2024-25 第5節 浦安D-Rocks戦において、コベルコ神戸スティーラーズは「1.17メモリアルジャージ」を着用することを発表しました。この特別なジャージは、阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えるという意義深い日を記念してデザインされたもので、チームとして公式戦で通常のジャージ以外を着用するのは初めての試みとなります。

1995年1月17日、神戸に激震が襲った日、当時の神戸製鋼ラグビー部は日本選手権で7連覇を達成した直後でした。この地震により、チームの練習場であるコベルコ神戸スティーラーズラグビーグラウンドは液状化現象に見舞われ、練習ができない状況が続きました。それでもチームは神戸の人々と共に復興へ向けて立ち上がり、震災から5年後には全国社会人大会と日本選手権での優勝を果たし、復活を遂げました。

チームは震災の記憶を風化させず、次世代に語り継ぐことが自らの使命だと捉えています。「1.17を忘れずに、記憶を語り継いでいく」という思いを胸に、特別なジャージを身に纏い試合に臨むことは、単なるプレーを超えた深い意味を持つのです。

デザインのコンセプトは「希望の灯り」。これは、震災で亡くなった方々を追悼し、震災から得た支えあう心や優しさ、思いやりの重要性を後世に伝えるためのものです。また、神戸の街と市民が持つ夢と希望を象徴する「神戸ルミナリエ」のイルミネーションを表現したデザインにもなっています。

選手たちは、この特別なジャージを着用し、精神を込めて競技に挑む予定です。試合後には、選手が実際に着用したジャージを利用したチャリティーオークションも行われる予定で、その詳細は後日、公式サイトやSNSで発表されるとのことです。これにより、より多くの人々と震災の記憶を共有し、支援の輪を広げていくことを目指しています。

また、阪神・淡路大震災を次世代へと伝えるために、チームは2020年から毎年メッセージ動画を作成し、震災発生の時間『1月17日午前5時46分』に公式YouTubeやSNSで配信してきました。試合会場の大型ビジョンでもこのメッセージ動画が流れるため、多くの観客に思いを届けることができるでしょう。

選手たちが特別な想いを背負って臨む1月19日の試合には、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいです。コベルコ神戸スティーラーズは、震災を経験したチームとして、より深い意義をもってプレーし、地域とのつながりを大切にしていきます。


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