2024年下期物流マーケットレポートの概要
株式会社estieと株式会社シーアールイー(CRE)は、2024年6月から開始した物流不動産マーケットに関する業務提携のもと、最新のレポートを発行しました。このレポートでは、首都圏、近畿、東海地域の賃貸物流施設に焦点を当て、2024年下期(7月から12月)における様々なデータを提供しています。
レポートの内容
レポートは二章から成り、1章では各エリアの稼働面積や募集面積の推移、空室率、募集賃料の変動などを詳細に分析しています。2章では、重回帰分析を用いて地域ごとの賃料実力値を検証し、物件の特徴を踏まえた見解を提供しています。これにより、CREの専門知識とestieのデータ分析能力を駆使した新しい視点を持つコンテンツが実現されています。
各エリアの詳細なマーケット分析
首都圏エリア
首都圏の空室率は横ばいで、需給関係が安定していることが示されています。合わせて、募集賃料は若干の上昇が見られ、賃貸市場の底堅さが伺えます。データの推移を見れば、企業の需要が安定しており、新規物件の投入も一定の安心感をもたらしています。
近畿エリア
近畿エリアでは、2024年第3四半期に空室率が増加しましたが、それでも5%未満にとどまっています。募集賃料は着実に上昇しており、4,000円以下の水準に対しても好調な取引を維持しています。この地域の物件には堅調な賃貸需要が見られ、一部には高い稼働率を示す物件も存在します。
東海エリア
東海エリアは、2023年第3四半期から空室率が急増したものの、2024年第3四半期にかけて減少傾向を示しています。これは、物流業界全体の需要が供給を上回っている証とも言えます。一方、募集賃料は一定の水準を保っており、大きな変動はないことが確認されています。
今後の展望
今後、更なる調査を通じて、調査対象地域の拡大や賃料に影響を与える要因の深掘りを行う予定です。また、将来的な募集賃料の予測など、新たなコンテンツの充実を図っていきます。これにより、物流不動産市場におけるより深い理解を得るために貢献できるでしょう。
ダウンロード方法
最新の「エスティ 物流マーケットレポート」は、公式サイトから無料でダウンロード可能です。興味のある方はぜひご利用ください。
こんな方にお勧め
- - 首都圏、近畿、東海エリアの物件状況や賃料の動向を把握したい方。
- - 物流施設の立地選定や投資判断に役立てたい方。
- - estieの物流リサーチに興味がある方。
このレポートは、物流不動産業界における重要な指針となる情報を提供します。