三田駅前に新築マンション「ジオ三田」、EV充電インフラ整備も進む

三田駅前に新築マンション「ジオ三田」

近年、電気自動車（EV）の需要が急速に高まっている中、住まい選びの新たな基準として「自宅でEVを充電できるかどうか」がクローズアップされています。特に、兵庫県三田市に新築分譲マンション「ジオ三田」が2027年に完成予定であり、その充電インフラの整備が注目を集めています。

EV充電インフラの整備が急務

この取り組みは、阪急阪神不動産と旭化成ホームズが共同で進めている「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の一環として行われています。そして、Terra Charge株式会社は、同マンションに34基の3kW出力のEVコンセントの設置を決定しました。これは、住まいにEV充電設備が整うことで住民の利便性が向上し、EVの購入意向を高めることを目的としています。

現在、日本のEVドライバーの74.4%が、マンションなどの集合住宅への充電器の設置がEV購入の意欲向上に寄与すると回答しており、自宅での充電環境整備の必要性がますます高まっています。

「ジオ三田」の詳細

「ジオ三田」は、総戸数541戸の大型マンションで、駐車場には433台のEV充電スペースが設けられる予定です。アクセスも良好で、JR宝塚線「三田」駅から徒歩2分、神戸電鉄有馬・三田線「三田」駅にも近い立地です。第1工区は2027年5月下旬、第2工区は2028年2月下旬の入居を予定しており、地域に新たなライフスタイルをもたらすことでしょう。

利用者に優しいEV充電サービス「テラチャージ」

「テラチャージ」は、利用者がアプリで簡単に充電スポットを管理できるサービスです。利用者は、使用分の料金を支払う「受益者負担」方式が採用されており、充電の利用や決済もすべてアプリで完結します。これにより、利用者と管理者のストレスを軽減し、スムーズな運用が可能です。

また、テラチャージは商業施設や宿泊施設でも導入されているため、使い勝手が良く、24時間365日営業のコールセンターも併設されています。

今後の展望

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、EVの普及と充電インフラの整備は、今後ますます重要な課題となります。政府の方針によれば、2030年までに全国で30万口以上の充電器の設置が目指されています。このような背景の中で、「自宅でEVを充電できるかどうか」は、新しい住まい選びの基準に確実になっていくでしょう。

「ジオ三田」ではこの期待に応える形でEV充電環境を整えることで、将来の住民に新しい価値を提供します。充実したEV充電インフラの整備が進む三田市にぜひ注目してください。