パラスポーツ授業
2025-10-26 18:49:17

岡山大学附属小学校でのパラスポーツ体験授業の様子

パラスポーツの素晴らしさを体験!



2025年10月17日、岡山市に位置する岡山大学附属小学校では、特別な出前授業が開催されました。この授業には、パラアスリートの根木慎志氏が講師として参加し、6年生の児童たちに車いすバスケットボールの楽しさを伝える良い機会となりました。

このイベントでは、24時間テレビチャリティー委員会から寄贈されたパラスポーツ体験キットを利用し、根木氏の指導のもとで児童たちが実際に競技を体験しました。根木氏は岡山市の出身で、高校生の時に事故により車いす生活を余儀なくされましたが、車いすバスケットボールと出会ったことで新たな人生の道を切り開くことができました。何度もパラリンピック出場を果たしてきた彼の実績は、児童たちにとっても大いなる刺激となりました。

授業が始まると、根木氏の軽快なお話に引き込まれる児童たち。まずは技術を実演してみせると、見事なスリーポイントシュートに体育館には歓声が上がります。これから実際の競技に挑む児童たちも、興奮を隠せない様子でした。

実際の体験では、児童たちは車いすに乗り込み、5対5の試合形式でのバスケットボールを行いました。初めての競技用車いすに戸惑いながらも、根木氏からのアドバイスを受けて少しずつコツを掴んでいきました。「腕をしっかり回して漕ぐんだよ!」、「ぶつかることを怖がらないで!」といった指導のもと、次第に自信を持ってプレーする児童たち。ドリブルの代わりに膝にボールを乗せて車いすを操作し、シュートを決める姿に、周囲からの声援も自然に生まれました。

試合中、チームメイト同士が必死にボールを追う様子に「頑張れ!」「ナイスパス!」と子供たち相互の応援が響き、体育館全体の雰囲気が一体感に包まれました。この体験はただのスポーツではなく、どんな立場の人でも楽しめるものであり、チャレンジする気持ちや仲間を思いやる心を育む大きなきっかけとなったようです。

児童たちの表情を見れば、車いすバスケットボールの魅力だけではなく、多様性を尊重する大切さや共生社会の意識も芽生えているのが感じられました。最終的に、授業の後には根木氏の話に真剣に耳を傾ける姿勢が印象的で、彼が伝えたメッセージは深く心に残ったことでしょう。

岡山大学附属学校園は今後も地域社会に貢献しつつ、さらなる取り組みを通じて子供たちに貴重な経験を提供することを目指しています。私たちもその活動に期待していきたいと思います。


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