黒潮町の防災プロジェクト
2025-11-05 20:17:36

高知県黒潮町で新たな防災文化を創出するプロジェクトの始動

高知県黒潮町で新たな防災文化を創出するプロジェクト



防災ベンチャーの株式会社KOKUA(東京都渋谷区)は、南海トラフ地震による最大34メートルの津波リスクを抱える高知県黒潮町にて、防災ツーリズムと防災ギフトを組み合わせた新たなプロジェクトを始めることを発表しました。この取り組みは、高知県黒潮町と一般社団法人黒潮町観光ネットワークの協力のもと行われ、「防災を贈る文化」の創出を目指します。

プロジェクトの背景


日本は、地震や台風などの自然災害が頻発する国であり、それに対応するための備えが求められています。しかし、防災対策は多くの人々にとって重要でありながらも後回しにされがちです。KOKUAは、「人々が自然と防災に取り組める社会の実現」をビジョンに掲げ、社会への防災意識を根付かせる活動を続けてきました。同時に、黒潮町も津波リスクを逆手に取り、先進的な防災対策に取り組んでいます。このプロジェクトでは、両者の知見を組み合わせることで、単なる防災意識の向上に留まらず、具体的な行動を促す文化の育成を目指しています。

黒潮町の特色と防災への取り組み


黒潮町は、美しい自然環境に恵まれた地域であり、クジラやイルカなどの生物と親しい関係を築きながら、漁業などの文化が根付いています。しかし、その一方で津波のリスクが存在します。黒潮町は官民連携で「避難放棄者ゼロ・犠牲者ゼロ」を目指し、様々な防災対策を講じています。具体的には、避難訓練や防災教育の実施、防災インフラの整備が行われています。この地域は自らの状況を「学びの機会」と捉え、「防災ツーリズム」を推進しており、訪れる人々に自然とともに災害に対する認識を深めてもらうことを目指しています。

黒潮町防災ツーリズムの実績


  • - 本格的な防災ツーリズムが令和元年度から始まる。
  • - 年間1,000人以上の訪問者が参加。
  • - 国際的な認証「Green Destinations 2025 TOP100」に選出。
  • - NIPPON防災資産の優良認定取得。
  • - エコツーリズム大賞に認定。
  • - 津波避難タワーの見学、防災教育、避難訓練体験が実施される。

プロジェクトの詳細


KOKUAと黒潮町が連携し、以下の3つの取り組みを行います。まず、防災ツーリズムの参加者に対して、KOKUAのプロデュースする商品や防災用品を贈る機会を提供します。次に、KOKUAの防災カタログギフト「LIFEGIFT」には黒潮町の防災ツーリズム利用券を追加し、全国の人々に黒潮町の魅力を届けます。最後に、黒潮町の海の恵みを用いた防災用品を全国に販売し、「防災×地域性」のストーリーを加えた商品開発を進めます。

「LIFEGIFT(ライフギフト)」について


「LIFEGIFT」は、防災グッズを中心に選ばれたカタログギフトです。このプロダクトを通じて、人々が日常的に防災を意識する文化を広げることを目指しています。受け取る側が自分に合った防災グッズを選べるため、防災の大切さを身近に感じることができます。

今後の展開と展望


このプロジェクトは、11月5日の「津波防災の日」に合わせて本格的に始動します。この日は、津波防災の重要性を再確認するための日であり、プロジェクトもこの理念に賛同しています。今後、黒潮町の防災ツーリズム参加者が増え、防災文化が全国に広がることを期待しています。また、他地域への展開も視野に入れ、日本全体の防災力を高める取り組みとして進化させていく計画です。

KOKUAについて


KOKUAは、「防災とギフト」を融合し、自然と防災に取り組む社会の実現を目指す企業です。多様な防災支援を行い、防災意識を日常化させるための取り組みを行っています。代表の泉勇作は、神戸市出身で自身も被災経験があり、これまでの活動から防災の重要性を強く感じてきました。

この新しい取り組みを通じて、高知県黒潮町とKOKUAは、全国に防災を広める文化を根付かせることを目指していきます。


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