NHKスペシャルで共助訓練を紹介！阪神淡路大震災から30年の取り組み

NHKスペシャルで紹介される共助訓練

2025年1月17日、阪神・淡路大震災の発生から30年が経過するこの日に、NHKスペシャルが放送されます。その中で、株式会社減災ソリューションズが開発した「Rescue Training Module™」を使った初の「共助訓練」が紹介される予定です。この取り組みは、過去の震災を教訓に、今後の災害対応力を高めるために重要な一歩となるでしょう。

Rescue Training Module™の目的

この「Rescue Training Module™」は、実際の避難や救助活動を模倣した訓練環境を提供するために開発されました。阪神・淡路大震災以来、倒壊した建物の中に閉じ込められた人々を助けることが大きな課題となっており、迅速かつ的確に救助するためには、警察や消防だけでなく地域 주민や組織の協力も不可欠です。しかし、これまでには安全で効率的な訓練が行える場が不足していました。そこで、減災ソリューションズは安全に倒壊した家屋の状況を再現できる訓練モジュールを開発しました。

開発者の背景

このプロジェクトを指揮するのは、株式会社減災ソリューションズの加古嘉信社長です。彼自身も震災の経験者であり、1995年に神戸で実際に災害救助の姿を見て職業を志した経歴を持っています。加古氏は京都府警察でのキャリアを経て、様々な災害救助訓練に関わり、実践的な知識を蓄えてきました。その取り組みが、今回の「共助訓練」に生かされています。

初の共助訓練の実施

2024年12月14日には、熊本県菊池郡菊陽町で初となる「共助訓練」が行われました。この訓練では、参加者に対して、救助活動を行う際の安全管理や資材の使用方法について教えられました。訓練は約4時間にわたり、参加者は熱心に取り組みました。これはただの訓練ではなく、地域全体が災害に備えるための取り組みなのです。

特別番組の放送について

このような訓練の様子が、NHKスペシャル「映像記録阪神・淡路大震災 -命をめぐる30年の現在地-」で放送されることにより、より多くの人々に災害に対する意識を高めてもらいたいと願っています。放送は2025年1月17日、午後10時からの予定です。ぜひ、多くの方にご覧いただきたい内容です。

減災ソリューションズの使命

株式会社減災ソリューションズの目指すところは、迫りくる災害から一人でも多くの命を守る社会の実現です。「Rescue Training Module™」のような革新的な技術を開発するだけでなく、訓練を通じて人々の力を育むことも重要としています。今後、素早く的確な救助活動ができる人材を育成し、地域が一丸となって災害に対処できる力を強化していくことでしょう。