フレスコボールとは?
フレスコボールは、1945年にブラジルのリオデジャネイロで生まれたビーチスポーツです。このスポーツは、2人のプレイヤーが競い合うのではなく、協力してラリーを続けることが特徴です。このユニークなスタイルは「思いやりのスポーツ」として知られ、世界中で愛されています。
世界初のフレスコボール国際組織設立へ
2023年、日本フレスコボール協会(JFBA)は、リオデジャネイロフレスコボール連盟(FEFERJ)と国際組織『UAFI』の設立に向けた基本合意を発表しました。この重要な合意により、フレスコボールのルールが国ごとに異なるという課題を解決し、世界中のプレイヤーが共通したルールで楽しめる未来が期待されています。
特別な記念年2025年
2025年はフレスコボールが誕生して80年が経つ特別な年であり、さらに日伯外交関係が樹立して130年を迎えます。この重要な年に、神戸市の須磨海岸で初の世界大会『JBG®須磨フレスコボールワールドカップ2025』が開催されることが決まりました。10月4日と5日の2日間にわたって、ブラジルからFEFERJの会長や現地トップ選手が来日し、ポルトガル、スペイン、イスラエル、韓国、アメリカなどからも選手が参加します。
競技の普及と今後の展望
これまで、フレスコボールは国際的な組織がなかったため、選手たちは各国の異なるルールのもとで競技を行っていました。この問題を解決するために、JFBAが主導し、ワールドカップが開催される運びとなりました。大会の意義に共感した世界中の選手たちが集まり、フレスコボールの魅力が広まるきっかけとなりました。
組織の基盤を固める合意内容
大会後には、JFBAとFEFERJのトップが会談を行い、以下のような合意が形成されました:
1. フレスコボールの国際ルールを統一する。
2. 毎年12月第1週にブラジル選手権を開催する。
3. ワールドカップを2年に1回、日本で開催する。
4. 両国でスポンサー協力と透明な資金管理を行う。
これにより、フレスコボールの競技はさらに発展し、国際大会の開催頻度も増すことが期待されています。
未来に向けた期待
国際連盟のヘッドクォーターはブラジルのリオデジャネイロと日本に設置される予定です。これからの新たな国際組織のもと、フレスコボールがどのように成長していくのか、多くの人々が注目しています。このスポーツがもたらす新しいコミュニケーションの形が、さらなる広がりを見せる日が待ち遠しいです。