イーグリッドの挑戦
2025-09-10 13:15:56

イーグリッドがNEDOの事業化評価審査に最終採択、未来のエネルギー効率化へ向けた挑戦

イーグリッドがNEDOの事業化評価審査に最終採択



株式会社イーグリッドは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業」において、事業化評価を経て最終的な実証研究を行うことが決定しました。

この研究は、「電動バイクドライバーの運転時行動解析による消費エネルギーの効率化と安全運転の促進」というテーマで、2026年4月よりタイ国で実証実験を行う予定です。この取り組みは、ASEAN地域の交通や環境問題に新たな解決策をもたらすことが期待されています。

研究の背景



タイ政府は「2050年までのカーボンニュートラル」や「2065年までのネットゼロエミッション」を達成するため、ますます高まる電動自動車や電動バイクの需要拡大を受けて、電力消費のひっ迫が懸念されています。そこで、イーグリッドはその強みであるテレマティクス技術とセンサーを駆使して、エネルギーの効率化を進める研究に取り組んでいます。

特に、本研究ではエコドライブの促進にも着目し、運転行動を改善することを目指しています。これにより、エネルギー消費の効率が向上し、電力消費が20%以上削減できる見込みです。さらに、CO2削減効果に加え、交通事故の減少やバイクの故障率の低下なども期待されています。

研究方法と目標



本研究の対象は、タイ国内の企業JowitGlobal社が運営するEVバイクの充電ステーションから発着する商用電動バイク20台です。これらのバイクにはGPSや加速度センサー、通信装置が搭載され、運転行動に関するデータが集められます。集められたデータはAIとデータサイエンスを用いて解析され、アプリケーションを通じてドライバーにフィードバックが提供されます。

エコドライブ診断などの機能を活用することで、運転行動の可視化が行われ、ドライバーが自ら行動を改善するモチベーションが生まれます。これによって、交通の安全性や運転の効率化が図られます。

事業化に向けての展望



イーグリッドは本研究の成果を基に、今後の研究の方向性や進め方を検討します。特に、BtoBモデルに焦点を当て、車両保有事業者にとって価値のあるサービスを提供することを目指します。これにより、AIやセンサ技術の活用によって、バイクタクシー事業者や宅配業者のビジネス効率を向上させる仕組みを構築していく予定です。

イーグリッドの代表取締役CEO小村淳浩は、「NEDOの実証研究に採択されたことを大変嬉しく思っており、ASEAN地域におけるCO2排出削減や交通の安全性向上に寄与していきたい」とコメントしています。AIやセンサ技術を駆使し、社会課題の解決を図りながら、ビジネスの成長も見据えて挑戦していく姿勢が伺えます。

まとめ



イーグリッドの新たな取り組みは、エネルギー效率化と交通問題の解決に向けた重要なステップです。今後の実証実験と研究が進む中、私たちの生活がどのように変わるのか非常に楽しみです。詳細は、イーグリッドの公式サイトNEDOの紹介ページをご覧ください。


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