CARiNOショップの成功
2025-10-01 19:10:08

天井を突き抜ける靴の新たな形 -CARiNOショップが見せた成功の秘密

天井を突き抜ける靴の新たな形 -CARiNOショップが見せた成功の秘密



兵庫県神戸市の「CARiNO」は、全国14店舗を展開する靴の小売店である。運営する株式会社Pixieが新たに立ち上げたECサイト「CARiNOショップ」は、SNSプラットフォームのTikTokを利用し、設立からわずか2か月半で売上1,860万円を達成した。この成功は、独自の戦略と商品の魅力が一体となり生み出されたもので、今後の小売業界における重要なモデルとなる可能性を秘めている。

伝統と新市場に根ざしたビジネスモデル



CARiNOショップの魅力は、親会社である有限会社エルフが展開する「Dola & A.S.W」ブランドのレザーシューズにある。このブランドは、累計で200万足以上を販売した実績を持ち、外反母趾にも対応した幅広4E設計や靴擦れを防ぐ柔軟な皮、超軽量設計が特徴である。日本国内で製造されているため、安心して履けるというのも大きなポイントだ。

新たにTikTokというプラットフォームに進出することで、伝統的な靴づくりの良さと現代的な販売手法を融合させ、ユーザーにアプローチしているのだ。顧客の「歩きやすさ」や「疲れにくさ」を重視した商品が、多くの支持を集めているのは間違いなく、これまでの小売モデルにはない挑戦でもある。

インフルエンサー活動で成功へ



この成功を支えたのは、株式会社Pixieの代表取締役である古江貴宏が行っているインフルエンサー活動だ。古江氏は自ら、「CARiNOミゲル」と名乗って高品質の動画を制作し、商品のリアルな魅力を伝えることに努めている。撮影には4Kカメラを使用し、商品紹介動画やリアルな製造工程を映したコンテンツが、視聴者の心に響いているのだ。

古江氏は、わずか10万円の広告費で行ったにもかかわらず、TikTokのレコメンドアルゴリズムを活用することで、顧客の信頼を獲得し、購買へと繋げる流れを構築している。ライブコマースでは、1日で450万円の売り上げを記録するなど、その成果は明らかだ。

リアル店舗とECのハイブリッド戦略



CARiNOショップは、リアル店舗とECの相乗効果を重視している。TikTok Shopを通じて新たにブランドに興味を持った顧客が実店舗を訪れることも多く、逆に既存顧客がオンラインでの商品をリピート購入するケースも増えている。顧客接点の多様性が、売上の拡大を促進する要因となっているのだ。

このハイブリッド戦略により、靴の新しい流通モデルが生まれつつある。今後は、他社の優れた靴の商品も取り入れ、ECを通じて日本全国へ「本物の靴」を届けていく予定だ。すでに複数のブランドとの協業も進められ、国内外の展開にも力を入れている。

未来への展望



CARiNOショップは、今回の成功を基に年内にTikTok Shopでの累計売上5,000万円を目指している。古江氏は「“空気を履いた感覚”を届けることで、足の悩みを解消し、旅行や日常をもっと楽しめるようにしたい」と語っており、今後の展開が非常に楽しみである。

CARiNOのこの新たな試みは、靴業界の未来を変えうる重要なステップであり、他のブランドにも大きな刺激を与えるに違いない。日本から世界へ、CARiNOショップの名を広めていく道のりを応援したい。

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会社概要
会社名:株式会社Pixie
代表者:古江 貴宏
所在地:兵庫県神戸市長田区神楽町2丁目2番28号
設立:2018年10月25日
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