職員が誇れる職場を目指す『ホワイト事務所賞2025』が発表されました

職員が誇れる職場を目指して

経営革新等支援機関推進協議会が実施した「ホワイト事務所賞2025」の受賞事務所が発表されました。この賞は、会計事務所業界における職員の働きやすさや職場環境の改善に積極的に取り組む事務所を評価するために設立されたものです。今年は全国から選ばれた5つの事務所が特に優れた取り組みを行っているとして受賞しました。

ホワイト事務所賞の目的

ホワイト事務所賞は、職員が長期的に安心して働ける環境作りを促進することを目的としています。具体的には、柔軟な働き方、ワークライフバランスの推進、及び充実した教育・福利厚生の提供が中心となっています。受賞する事務所はこれらの要素において独自の改善策を打ち出し、職員がより働きやすい環境を整えています。

選出基準として、施策の独自性、職員のウェルビーイング、キャリア開発の支援といった多角的な視点から評価され、受賞事務所には記念の表彰状が授与されます。

受賞事務所の紹介

1. 神戸規志税理士事務所（兵庫県）

この事務所の評価ポイントは、業務の可視化やコミュニケーションツールの導入によりフルリモート勤務が実現された点です。職員が自らの勤務時間を選べる制度を導入しており、フレキシブルな働き方ができる環境が整っています。

2. キークレア財務会計コンサルティング（東京都）

公平な評価制度を構築することで職員のモチベーションを維持し、成長を後押しする文化が高く評価されました。職員間の信頼関係が築かれており、働きやすい環境が形成されています。

3. しんこう会計事務所（愛知県）

在宅勤務やオンライン化、仕組み化の3本柱を通じて、家庭や生活リズムに合った柔軟な働き方を確立してくださいました。高い生産性を維持しながらも、ワークライフバランスを重視しています。

4. 高本税理士事務所（千葉県）

資格取得や研修受講の支援を行うことで、社員の成長を促進しています。また、時短勤務やテレワークなど、時代にフィットした働き方へと改善を進めています。

5. 御堂筋税理士法人（大阪府）

働きやすさを追求した環境作りを行っており、個室や大型モニター、コミュニケーションシステムの導入がなされています。多様な福利厚生が整い、労働環境とプライベートの充実が図られています。

経営革新等支援機関推進協議会について

この協議会は、実体的な支援を通じて日本の中小企業活性化に寄与したいという目的を持っています。株式会社エフアンドエムが運営しており、会計事務所向けに研修やノウハウの提供を行っています。受賞事務所は今後も魅力的な職場作りの一助となるでしょう。

職員にとって働きやすい環境が整備されることで、結果としてサービスの質が向上し、クライアントへの信頼にもつながります。今後もこのような取り組みが増えることが期待されます。