カピバラのAI行動分析
2024-12-20 18:35:22

神戸のアトアがAI技術でカピバラの行動分析に挑戦!水族館の新たな一歩

神戸の水族館アトアが目指す新しい遊び方



神戸の港に位置するアミューズメント空間、アトアが独自の取り組みで注目を集めています。水族館とアートの融合を目指すアトアは、AI技術を駆使してカピバラの行動分析に挑戦する実証実験を行い、その成果をグランフロント大阪で紹介することになりました。これにより、訪れる人々に新しい発見を提供することを目指しています。

AIとカピバラの関係



アトアは株式会社神戸デジタル・ラボ(KDL)と協力し、2023年4月からカピバラの行動分析システムを開発。AIを用いることで、行動を正確かつ効率的に観察することが可能となります。この取り組みは、カピバラのストレスを最小限に抑えながらデータを取得することを目的としています。

実証実験の進行状況



実証実験では、カピバラが生活する展示エリアにカメラを設置し、動きや行動を動画で記録。録画されたデータはクラウドにアップロードされ、物体検出AIが解析を行います。その結果、カピバラの位置や移動履歴がリアルタイムで追跡され、可視化されることを実現しました。これにより、従来の手法よりも効率的にカピバラの行動を学習でき、展示環境の改善にも繋げることが期待されています。

インターン生の活躍



このプロジェクトには、神戸市内の大学から選ばれた9名の学生が参加し、それぞれの工程をインターンとして実施しています。学生たちはKDLのエンジニアの指導のもと、実際にデータを取得し、AIモデルを構築する経験を積んでいます。この取り組みはAI技術の実践的な学びの場としても位置付けられています。

展示の詳細



成果発表は、2024年12月13日から2025年4月20日までグランフロント大阪のアクティブラボで行われます。この展示では、カピバラの行動データを用いて、来場者が参加できるインタラクティブな企画が予定されています。例えば、カピバラがよくいる時間帯をヒートマップで示すなど、来場者にとっても新しい見どころになること間違いなしです。

飼育環境の未来



アトアは、AI分析を進めていくことで、カピバラの行動パターンや、環境の変化に対する反応を探求していきます。また、将来的にはデータ取得から解析までの自動化を目指し、生物の飼育環境の向上に繋げる希望を持っています。こうした取り組みを通じて、技術と自然の調和がもたらす新たな発見と体験を楽しむ場が広がっていくことでしょう。

アトア情報



アトアは2021年に神戸のベイエリアにオープンし、先進的な技術を取り入れた生物の飼育や展示を行い、環境保全や生態調査活動にも力を入れています。入場料金も手頃で、家族連れや友人同士で訪れやすいのも魅力の一つです。これからもアトアの新しい挑戦から目が離せません。


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