新サービスEzloo
2025-10-22 14:41:18

神戸市で始まる公共トイレの新情報サービス「Ezloo」

神戸市で新たに始まる公共トイレ情報サービス



神戸市が新たに導入するWebアプリ「Ezloo(イズルー)」が、2025年10月17日から実証運用を開始します。このサービスは、株式会社UN&Co.と連携し、公共トイレのバリアフリー情報を見える化することを目的としています。これは「Soil×Kobe」実証支援プログラムの一環であり、誰もが安心して外出できる都市作りを目指した取り組みです。

背景:外出の壁を乗り越える



UN&Co.の調査によると、多くの車椅子ユーザーが新しい場所でトイレを見つけられず、外出を控えることがあると報告しています。多機能トイレの設置数が限られていることや、情報が地域住民の間でしか共有されていないため、外に出ることへのハードルが高くなっているのです。このような状況を改善すべく、Ezlooは情報の可視化と利便性を向上させる手助けを行います。

Ezlooの機能紹介


Ezlooは、使いやすいインターフェースで、約130か所の公共トイレの情報を地図上で簡単に検索できます。具体的な機能は次の通りです。

特徴①:多様なニーズに応えるトイレ検索


ユーザーは、バリアフリー設備の有無やトイレの位置、実際の利用者からの口コミといった詳細情報を一目で確認できます。フィルター機能を活用すれば、ニーズに合ったトイレをすぐに見つけることができ、アプリ内から経路案内へも簡単に移行可能です。

特徴②:リアルタイムの現場情報


ユーザーはトイレの使い勝手や改善点をその場で投稿できます。たとえば、「おむつ替え台の位置が良かった」や「トイレに段差があったため車椅子が通れなかった」という具体的なコメントは、他の利用者にとっての参考となるだけでなく、施設の管理者にとっても改善の手助けになります。

創業者の思い


UN&Co.の代表取締役、原田怜歩氏は、「利用者が行きたい場所に自由に行ける社会を実現したい」という考えを強調しています。Ezlooを通じて、トイレに関する不安を軽減し、新しい体験を楽しむことができる環境を整えることを目指しています。トイレという小さな入口が、誰もが自由に移動できる社会の基盤となることを願っています。

今後の展望


この実証プロジェクトでは、神戸市内の主要エリアにおける公共トイレのデータを整備し、利用者の投稿やアクセス傾向をもとにトイレ利用の実態を分析します。この結果を受けて、行政との連携を強化し、より多くの情報が活用されるよう改善策を検討していく予定です。また、今後は他の自治体や商業施設との連携を模索し、観光や子育て、さらには防災といった幅広い分野に対応した仕組みを構築していきます。

実証実施概要


  • - 実施期間:2025年10月17日(金)から2026年1月(予定)
  • - 対象エリア:神戸市内の主要エリア
  • - 実施主体:株式会社UN&Co.
  • - 協力:神戸市、公益財団法人Soil

この取り組みが成功し、神戸市がより多くの人々にとって利用しやすい街となることを期待しています。


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