訪問看護交流会
2025-09-02 10:39:24

兵庫で初開催の精神科訪問看護交流会が盛況のうちに終了

兵庫で初開催の精神科訪問看護交流会



2025年8月23日、兵庫県加古川市にある総合福祉会館で、精神科訪問看護ネットワーク交流会が初めて開催されました。このイベントは、訪問看護や就労支援など、様々な職種の専門家が集まり、地域医療をより良くするための取り組みを深めるための場となりました。主催は、株式会社eWeLLと、株式会社ミチルワグループが運営する就労移行支援事業所「ハンズ」です。

参加者数が100人を超える盛況ぶり



当日は、鹿児島や関東、北陸など全国各地から、医療・福祉関係者や療養者の家族を含む100名以上が集まりました。参加者は、自立支援について活発に議論を交わし、ネットワーク作りに努めました。

この交流会は、精神科訪問看護の事業において、訪問看護師、就労支援員、相談支援専門員など、多職種が一堂に会することが狙いです。参加者は、互いの視点を理解し合い、課題を共有することで、連携の壁を打破することを目指しました。

専門家による特別な講演



特に注目を集めたのが、精神科訪問看護のトップランナーである小瀬古伸幸氏と中村義幸氏によるパネルディスカッションです。小瀬古氏は、訪問看護ステーションみのりの副社長で、全国に拠点を展開しています。質の高いケアを実現すべく、電子カルテ「iBow」の活用を推進し、多くの著書も執筆しています。

一方、中村氏はMIRAI訪問看護ステーションの非常勤取締役で精神科に特化した訪問看護に従事しています。彼は「クライシスプラン」と呼ばれる支援ツールを用いて、当事者の権利や意思を尊重するための実践に力を入れています。

意見交換とワークショップ



交流会は、参加者が一つの輪になり、対話を重視したワークショップで進行しました。小瀬古氏は「多職種連携」をテーマに、参加者それぞれが平等に意見を出し合う場を作り出し、重要性を体感させました。参加者にとっては、知見を深める良い機会となりました。

中村氏によって紹介された「クライシスプラン」は、精神的な不調に備える計画書です。参加者はグループワークを通じて、自身の「クライシスプラン」を作成する体験をし、意思決定を尊重する支援の意義を実感しました。

心温まるおもてなし



会場では、地元の就労移行支援事業所「ハンズ加古川」の利用者が製作した手作りのコースターが配られ、参加者に喜ばれました。また、大阪市平野区の「コーヒー豆専門店あろは」のおいしいコーヒーもふるまわれ、温かい交流が生まれました。

今後の展望



このような充実した内容により、次回の交流会も期待されます。eWeLLとハンズは、さらなる地域医療の発展に向け、次回の開催を計画中です。多職種間のネットワークがより強固になれば、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向かって進めることでしょう。今後も、このような交流の場を通じて、地域全体で医療福祉の質の向上を目指していきます。


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